ノートパソコンに付属してある充電器、ACアダプターはサイズが大きく、コード類がごちゃごちゃする要因ですね。
ここで役立つのがPD充電可能な充電器。携帯用にもおすすめなモバイルバッテリーです。
今回は、パソコン用にPD充電するときの注意点やポイントを記事にまとめました。
一般的なノートパソコンの充電
ノートパソコンを充電するときに、一般的に付属のACアダプターを使用しますね。
スマホの充電は、付属の充電器の出力が弱ったり、ケーブルが断線したりして頻繁に買い換えることがあると思います。
ですが、付属のノートパソコンの充電器/ACアダプターでパソコンの充電で困るということはあまりないので、買い換える人はあまりいないかもしれません。
パソコンのACアダプターのデメリット
ただ、ACアダプターをそのまま使用する分には問題なくても、違う点で問題を抱えています。
ごちゃごちゃしやすい
まず、ごちゃごちゃしやすいところが挙げられますね。
パソコンの充電には高い出力が必要なせいか、ACアダプター自体のサイズが大きく、断線防止でケーブルが太くなっています。このため、ケーブル周りが汚くなりやすいです。
コード/配線用の収納ボックスに入れても、ボックス内を圧迫する要因ですね。
清潔感があり洗練されたインテリアを目指すなら、コードの整理整頓は徹底したいところ。そうするとパソコンのACアダプターはなんとかしたい…
持ち運びが難しい
それから、ACアダプターは持ち運びに向いてないです。
先程述べたとおり、充電器が他のスマホの充電器に比べて大きく、ケーブルが長かったりするので持っていくのは大変。
持ち運びが難しい理由として、普段デスクの下などに他のコード類と一体になっており、そこから外して持っていくのが一苦労というのもあるでしょう。
コード収納ボックスに入れている人ならなおさらですね。
また、ACアダプターですのでコンセントがないと充電できないというのもデメリットといえます。
外出先や移動中にパソコンを長時間使うのであれば、別にパソコン用の充電器がほしいところです。
パソコンの充電にPD対応の充電器を使用
ここで、ノートパソコンのACアダプターのデメリットを解消するのがUSB PD対応の充電器。
USB PDとは?
USB PDとは、USB Power Deriveryの略でUSB Type-Aやmicro USB、USB Type-Cに並ぶUSBの規格の1つです。
PDの形自体はUSB Type-Cと同じですが、PD対応のUSBだと最大100Wの電力を供給できる仕組みになっています。
USB PDのメリット
USB PDのメリットは以下の通り。
- 急速充電が可能
- パソコンの充電がしやすい
- モバイルバッテリー1つで完結
- ACアダプターよりコンパクトに
急速充電が可能
一般的な充電器より高い出力がでるため、スマホやタブレットの急速充電が可能です。なので充電がなくなっても、より短い時間でマックスまで充電ができます。
モバイルバッテリーでパソコンの充電が可能に
先程述べたとおり、専用のACアダプターがないと充電できなかったノートパソコンも、PD対応のモバイルバッテリーで充電が可能になります。
モバイルバッテリー1つで完結
モバイルバッテリーでスマホもパソコンも充電ができるようになるので、充電器が一つにまとまりますね。
PD対応のモバイルバッテリーには、同時にUSB Type-Aがついているものも多いので、パソコンを充電しながらスマホも充電できるということも可能になります。
旅行に充電器具を持っていく際、もしスマホがAndroidであればPD対応の充電器とType-Cケーブル1本だけで済みます。(iPhoneならLightningケーブルが別に必要)
ACアダプターよりコンパクトに
モバイルバッテリーということで、ACアダプターよりもミニマルなデザインになっているものが多いです。なので、持ち運びもかさばらないし、家で固定で使う分にも使いやすいでしょう。
PD対応の充電器の注意点
PD対応の充電器を使うときに、いくつか注意点があります。
- パソコンやスマホがUSB PDに対応しているか
- パソコンの充電に必要なワット数をPD充電器が越えているか
- パソコンと充電器をつなぐケーブルがPD対応か
- PD充電の数
パソコンやスマホがUSB PDに対応しているか
まず、充電したいスマホやパソコンがPD充電に対応しているか確認が必要です。
最新のスマホやMacbookはPDに対応している機種が多いようですが、ちゃんと対応しているか事前にチェックしておくべきでしょう。Windowsもパソコンのサイドの部分にUSB PDの規格があるか確かめてみてください。
パソコンの充電に必要なワット数をPD充電器が越えているか
次に、パソコンの充電に必要なワット数をPD充電器が越えているか。これについてはACアダプターを見ればパソコンの充電に何W必要か判断することができます。そのワット数を出力できるPD充電器を用意。
もし、PD充電器のワット数が足りていないと、スマホの急速充電はできるのにパソコンの充電はできないというふうになると思います。
パソコンと充電器をつなぐケーブルがPD対応か
パソコンと充電器をつなぐケーブルもPDに対応している必要があります。
基本的にPD充電には、Type-C to Type-C(両方とも先がUSB Type-C)のケーブルがいります。このケーブルがスマホ用とかで発売されているとPD対応ではなかったりするのでチェックしましょう。
PD充電の数
PD充電の数もチェックが必要です。
下の写真が私が使っているPD対応の充電器。
これを見るとUSB Type-AとUSB PDの2つの規格があるのがわかりますね。
下がUSB Type-Aで上がUSB PD。
なので、下は普通のUSB充電で上がパソコンの充電やスマホの急速充電に対応したUSBになります。
つまり、スマホの急速充電とパソコンの充電ができるのは上のPDと書いてある規格だけ。
下でもスマホやタブレットの充電はできますが、急速充電にはなりません。規格が2つあるからと言って、両方とも急速かつパソコン対応とはならないので注意が必要です。