一人暮らし狭い部屋の収納・整理整頓のコツは?
一人暮らしの狭い部屋では収納スペースが限られていて、なかなか思うように整理整頓や片付けができないという方が、多いのではないでしょうか。
今回は6.5畳のワンルームで一人暮らしをしている筆者が、実践している整理整頓のコツや工夫を紹介します。
置くという行為を減らす
ものが散らかる要因として、床や机、洗面台の上に置かれている物の数が多いことが挙げられます。
ですから、置くと言う行為をいかに減らせるかが、整理整頓のカギを握ると考えています。家具以外でものを置かないように意識するといいでしょう。
整理整頓のコツとして、定位置を決めることが大切と言われますね。しかし、置く場所を決めても次の日には違う場所に移動している可能性が高いです。
例えば、バックや机の上のティッシュ箱など。使った後、使った場所で置きっぱなしなり、定位置とは違う場所にあるということが起こりやすいですね。置く場所は非常にあいまいなので定位置が定まりにくいのが特徴です。
置くという行為を減らす方法
では、具体的にどのようにして置くという行為を減らせばいいのか。
物を減らす
まずはシンプルにものを減らすこと。ものを減らせば床や机の上に置きっぱなしになる物が減るでしょう。
部屋が狭いので置けるものが限られています。それなのに、物を増やし続けるてしまうと、どんなに整理整頓が得意でも片付ける行為が多くなってしまいますね。片付ける手間が増えれば、それがストレスに繋がり、最終的に置きっぱなしということになりかねません。
ですから、狭い部屋では普段使うものを厳選して置くものは最低限にすると、片付けや整理整頓が楽になります。
ほとんどの人が日々新しいものを買うのにも関わらず、同じ量のものを手放していないでしょう。そうすると、物は一方的に増え続けますよね。できれば、一つ新しいものを買ったら、それと似たような使い方をしていたものを手放すべきです。
それがまだ使えて捨てるのに抵抗があるのであれば、メルカリなどのフリマアプリで売ってしまいましょう。
やり取りや梱包などが少し手間ですが、お小遣いくらいの収入が得られ、なおかつものを減らせますので、メリットのほうが大きいと思います。
吊るす・かける
置くという行為を減らす代わりに吊るす・かけるという行為も増やすのもおすすめ。いわゆる「かけっぱなし収納」というやつです。
- ぬめり防止になる
- 乾きやすい
- 定位置が決まる
- ほこりをかぶりにくい
- 掃除が楽に
かけっぱなしのメリットと置くよりも定位置が定まりやすいこと。これは、吊るす・かける場所があると、自然と使った後にそこに戻す習慣が生まれる体と思います。
さらに、水回りのぬめり防止になります。洗面台やキッチンのシンク周りは水が飛ぶので、スポンジや歯ブラシをそのまま置いてしまうと底がぬめる可能性があります。吊るすだけで台との接触面がなくなるのでぬめり防止になるのです。
接触面がないので、ほこりがかぶりにくく掃除が楽になりますね。ものを一回どかして、拭くという作業がなくなります。
吊るす際に、つっぱり棒で両端の壁を固定し、そこにフックを吊るし掛けられるようにするのもおすすめ。
つっぱり棒があると、洋服を掛けておくことが可能なので、洋服を地面やソファに置きっぱなしにすることが減ると思います。
ステンレスラックの使用
掃除を楽にするために、水回りでステンレスラックを使用するのもおすすめ。
これは食器の水切りかごの構造を活かしたアイデアです。接触面が網になっているので、物を置いたとしてもそこに水がたまらず、接触面のぬめり防止になります。
無印良品からはステンレスラックのシャワーラックが出ています。ユニットバスでシャンプーやボディーソープを置く場所がない方はぜひこれを取り入れてみてください。
シンクもスポンジや洗剤、生ゴミ入れを置く場所にステンレスラックがあると便利です。
編みになっているので、ホコリやゴミが溜まることがないのも魅力。
収納ボックスを複数用意する
「置く」ではなく「しまう」場所に変えるのもありです。そのために、収納ボックスを用意するといいでしょう。
そして収納ボックスを複数用意して、使う頻度に合わせて違うボックスに入れるようにするのがいいと思います。
- よく使うもの
- たまに使うもの
- ほとんど使わないもの
上のように使う頻度の合わせて分類。よく使うものはすぐ取り出せて、すぐしまえる位置におくべきです。逆にほとんど使わないものはクローゼットとしまってしまうのがいいですね。
蓋付きだと中が見えないのでそこまでボックスの中を整理しなくてもいいかなと。すぐ取り出せてすぐしまえるというのを意識すればいいと思います。
サイズはいろいろなタイプがありますが、個人的にA4ファイルがすっぽり入るサイズがベストかなと。100均に売っている収納ボックスは、微妙にファイルが入らないものが多いのでご注意。
おすすめはIKEAのTJENA。
シンプルなデザインでインテリアを乱すことがないのがポイント。
大きいサイズもあるので、普段使わないものをまとめて入れてしまうのにも最適です。
ゴミ箱を工夫する
ゴミを捨てられず、机やキッチンにパッケージや空箱、ペットボトルなどを置きっぱなしになってしまうのも散らかる要因。
なので、ゴミをすぐに捨てられる環境を作ることが大切です。ですからまず、ゴミ箱は、よく使う場所でなるべくどこからもすぐ捨てやすいのが理想です。この点で狭い部屋はいいですね。どこからも移動距離が短いので、すぐにゴミが捨てられます。
広い家に住んでいる方は、ゴミ箱をいろいろな箇所に置くしかないでしょう。一箇所だけだと、そこまで持っていって捨てるというのが手間になるので結果的に置きっぱなしになる恐れがあります。
ゴミ出しする際に分別しないといけないので、最低でも燃えるゴミとプラゴミ、それから缶&ペットボトル用に計3つは必要になるでしょう。缶とペットボトルのゴミが多い人は2つを分けるべきですね。
一人暮らしでも各ゴミ箱30Lは必要かなと。
オシャレなインテリアを優先して小さなゴミ箱を選んでしまうと、すぐいっぱいになり、結果的に出し放しのゴミが発生。かえってインテリアを乱すことになるでしょう。
その点で無印良品の30Lのゴミ箱はシンプルなデザインで大容量なのでおすすめ。
まとめ
あとは普段から掃除や整理整頓をこまめにやる習慣をつけるしかないですね。
もし、片付けや整理整頓が苦手なら、以上のことを参考にしていただければと思います。