今回はXiaomi(シャオミ)のスマートフォン、Redmi note 9SとMi 10 Lite 5Gの比較レビューをしていきたいと思います。
2020年9月に登場したMi 10 Lite 5Gにするか、コスパ最強のRedmi Note 9Sにするかで悩んでいる方がいると思うので、参考になれば嬉しいです。
Redmi Note 9SとMi 10 Lite 5Gの違いは?
スペック比較
まずはスペックの違いを表にしました。
Redmi Note 9S | Mi 10 Lite 5G | |
OS(2020年11月8日現在) | MIUI12.0.1.0 | MIUI11.0.5.0 |
プロセッサー | Snapdragon720G | Snapdragon765G |
バッテリー | 5020mAh | 4160mAh |
ディスプレイサイズ | 6.67インチ | 6.6インチ |
本体サイズ(単位mm) | 165.75×76.68×8.8 | 164×75×8.7 |
重さ | 209g | 193g |
ディスプレイタイプ | DotDisplay | 有機EL(AMOLED) |
アウトカメラ | 4800万画素 | 4800万画素 |
インカメラ | 1600万画素 | 1600万画素 |
ストレージ | 64GB/128GB | 128GB |
指紋センサー | 側面 | 画面内 |
5G | 非対応 | 対応 |
機種 | SIMフリー | au |
価格 | 29,800円(楽天市場の128GB) | 42,740円(auで一括払い) |
※横にスクロールできます。
黄色で示しているのが性能で優れてる方です。
OS
XiaomiはOSを「MIUI」と独自のものを採用。純正のAndroidとはUIやホーム画面、ナビゲーション等のデザインが異なっています。
そして、2020年10月頃にMIUIがバージョン11から12にアップデート。デザインや細かな機能が変わりまいした。特にカメラの設定部分が大きく変更があった模様。
しかし、Mi 10 Lite 5Gは11月現在もMIUI12にアップデートされていません。更新が遅れているようです。今後もOSのアップデートはnote 9sより遅くなる可能性がありますね。
プロセッサー
プロセッサーは、Snapdragon765Gを採用しているmi 10 liteが勝利。
ネットサーフィンをする分には、違いはさほど感じませんでした。しかし、ウイイレやPUBGなどのスマホゲームをしたときに、グラフィックの綺麗さや動作の滑らかさはmi 10 liteのほうが勝っていると実感できました。
Antut Benchmarkの処理データは以下の通り。
25万点あれば普段使いでストレスに感じることはないと言われています。
バッテリー
バッテリーは意外にもnote 9sのほうが大容量。
Mi 10 lite も4000mAhはあるので、決して少ないという訳ではありません。
- Redmi Note 9S:5020mAh
- Galaxy S20+:4500mAh
- Mi 10 Lite 5G:4160mAh
- Reno3 A:4025mAh
- iPhone 11 Pro Max:3500mAh※
- Pixel 4a:3140mAh
- iPhone11:3110mAh※
- iPhone12:2775mAh※
iPhoneや他のAndroidスマホとバッテリーを比較してもこの2機種が大容量のバッテリーを搭載しているのが分かります。
※iPhoneは公式でバッテリー容量を公開していませんでしたので、他の記事を参考に載せました。
こうやって比較すると、iPhoneの容量が少ないと感じますね。
iPhoneとAndroidを比較したときにこのバッテリー容量の違いが大きいのではないでしょうか。
サイズ
画面サイズはmi 10 liteの方が0.07インチ小さいだけ。その分、本体サイズも若干小さいですが、見た目の違いはほとんどないですね。
ただ、どちらも6.5インチを超えているので、片手操作では上の方が届かないときがあります。
重さ
重さは、mi 10 liteのほうが16g軽くなっています。この違いは実感できましたね。
redomi note 9sは大容量のバッテリーを搭載しているだけあって、重いと感じることが多かったです。
ディスプレイタイプ
ディスプレイはmi 10 liteが有機ELを採用、redomi note 9sは一般的な液晶です。
2つでは発色が異なるので、見比べると違いを感じます。
カメラ
カメラの詳しいスペックは以下の通り。
Redmi Note 9S | Mi 10 Lite 5G | |
メインカメラ | 約4800万画素(f/1.79) | 約4800万画素(f/1.79) |
超広角カメラ | 約800万画素(f/2.2) | 約800万画素(f/2.2) |
マクロカメラ | 約500万画素(f/2.4) | 約200万画素(f/2.4) |
震度センサー | 約200万画素(f/2.4) | 約200万画素(f/2.4) |
インカメラ | 約1600万画素(f/2.48) | 約1600万画素(f/2.5) |
どちらもクワッドカメラを採用しており、カメラの画素数はほとんどかわりません。
標準1.0倍
広角0.6倍
2倍
画素数がほとんど変わらないので、違いはあまり判断できないですね。
ただ、カメラ機能はmi 10 liteのほうが充実しています。
スローモーションビデオ
mi 10 liteでは960FPSのスローモーションビデオが撮影可能。
そして、動画撮影の際に、Dualvideoでインカメラとアウトインカメラで同時に撮ることができるのもmi 10 liteならでは。
また、mi 10 liteだけに、vlog撮影モードやスーパー手ブレ補正機能がついています。
カメラの位置ですが、note 9sが中心にあるのに対し、mi 10 liteは向かって左側にあります。
インカメラも微妙に位置が違います。
mi 10 liteのほうが上部のべズルに寄っており、ノッチが明確にあります。
対してredomi note 9sはノッチがなく、インカメラがディスプレイの中に単体である形になります。
このせいか、9sのほうがステータスバーが若干太いように感じました。
ストレージ
ストレージはmi 10 liteは128GBのみ。redomi note 9sは64GBと128GBがあります。
ただ、note 9sはAmazonや格安SIMなどで購入する場合は64GBしかない模様。楽天市場では128GBモデルが購入できます。
指紋センサー
どちらもロック解除にフェイスIDと指紋センサーを搭載しています。ですが、redomi note 9sは指紋センサーが側面。mi 10 liteは画面内にあります。
この違いはけっこう大きいですね。私がredomi note 9s から mi 10 liteに乗り換えたのもこの指紋センサーが影響しています。
9sの側面の指紋センサーは個人的に合いませんでした。
私は普段スマホを左手で持つことが多いので、左手でロックを解除するとなると、中指で設定しなければなりません。
これが反応が悪いこと。反応しないわけではないですが、2,3回やらないとロック解除されないことが多々あり、非常にストレスになりました。
指紋は複数登録することができますが、うまくいかないことがしばしば。
おそらく、右手の親指で登録するように設計されているのが原因です。右手操作の方は特に問題ないでしょう。
5G
5Gを搭載しているのは、mi 10 liteのみ。
正直、1ヶ月ほどこのスマホを使ってみましたが、4Gから5Gになったのは数回。そのときに5Gの処理速度が必要ではなかったので、どれくらいすごいのか実感できませんでした。
5Gには今後、周りの環境整備がどうなるかで変わってくるでしょう。伸びしろがある要素ですが今のところは微妙です。
機種
redomi note 9sはSIMフリーモデルで家電量販店の他、格安SIMでも購入可能。反対にmi 10 liteはauのみ。
ですからnote 9sが端末だけで購入できるのに対し、mi 10 liteはauで契約しないといけません。
これはけっこうネックになってくるポイントですね。
価格
価格は一括購入で考えた場合、note 9sのほうが13,000円ほど安くなります。コスパとそれなりの機能を考えると、redomi note 9s de十分ですね。
格安SIMだと、さらに安くなるので安さを重視するならnote 9s 一択でしょう。
4万円台でサクサク動き、なおかつ5Gもある考えるとmi 10 liteがよし!ってところですかね。