鳴潮の第1章第1幕の相関図!ストーリー&用語解説!

鳴潮をプレイし始めたばかりの皆さん、その壮大で美しい世界観に引き込まれる一方で、「専門用語が多くて話がよく分からない…」「キャラクターの関係性が複雑で追いつけない…」と感じていませんか。特に物語の序盤である第1章第1幕は、多くの謎と新たな出会いが凝縮されており、戸惑ってしまう方も少なくないでしょう。

ご安心ください。この記事では、そんな序盤の物語をスッキリと理解できるよう、キャラクターたちの関係性を分かりやすく整理した「相関図」と共に、ストーリーの流れや重要な用語を徹底的に解説します。記憶を失った主人公「漂泊者」が誰と出会い、どのような運命に巻き込まれていくのか。この記事を読めば、序盤のつまずきが解消され、鳴潮の世界へさらに深く没入できるはずです。

なお、この記事は第1章第1幕(華胥研究所での印の調査まで)の重大なネタバレを含みますので、ご注意ください。

物語はどこから始まるの? 宇宙からの落下と目覚め

鳴潮の物語は、静寂に包まれた宇宙空間から始まります。プレイヤーの分身である主人公「漂泊者」は、黄色く光る十字の中心で、謎めいた黒髪ロングの女性、まるで神様のような存在と向かい合っていました。二人の間に言葉はありませんが、その雰囲気はどこか親しい間柄であったことをうかがわせます。

その神聖な存在は、どこか悲しげな表情を浮かべながら、金色のコアらしきものを漂泊者の体にそっと埋め込みます。すると、漂泊者の手には、この世界の特別な能力者である「共鳴者」が持つ証、「音痕(おんこん)」が浮かび上がりました。直後、彼女が手を離すと漂泊者は意識を失い、惑星へと落下していきます。

次に目覚めた時、世界は逆さになっていました。漂泊者がいたのは、空に浮かぶ逆さまの海。この場所は「天空海」と呼ばれ、新たな「無音区」が形成される不吉な予兆とされています。大地に降り立った後、記憶を失い戸惑う漂泊者は、どこからか現れた「夜帰」の**秧秧(やんやん)熾霞(しか)**によって保護されるのでした。

こうして漂泊者は、惑星「ソラリス」の「今州」という地で、二人の少女に導かれ、手探りの旅を始めることになります。

登場人物の関係性を相関図で見てみよう!

第1章第1幕は、多くのキャラクターが登場し、それぞれの思惑が交錯します。ここでは、物語序盤の複雑な人間関係を、漂泊者を中心に整理してみましょう。

この相関図のポイントは、漂泊者が様々な組織や立場の人物と関わっていく点です。

  • 発見と保護:
    まず、夜帰に所属する秧秧と熾霞に発見され、行動を共にします。彼女たちは、漂泊者が何者なのかを知らないながらも、友好的に接してくれます。
  • 調査と共闘:
    その後、危険な無音区の調査中に、専門機関である華胥(かそ)研究院の白芷と出会い、共に強力な残像と戦います。
  • 権力者からの接触:
    そして、今州の最高権力者である令尹・今汐の近衛、散華が接触してきます。彼女は漂泊者が求める「答え」が隠されている場所への手がかりとして、贈り物と4つの「印」を渡します。漂泊者は、今汐の導きにより、自身の謎を追う旅へと誘われていくのです。

第1章第1幕の主要キャラクター

物語の序盤を彩るキャラクターたち。それぞれの背景や役割を把握することで、物語をより深く楽しむことができます。

漂泊者(ひょうはくしゃ)

プレイヤーの分身であり、本作の主人公。宇宙で謎の神性と接触した後、記憶を失った状態で惑星ソラリスで目覚めます。体内には未知の周波数が宿っており、「残響」を直接体内に吸収して自身の力にするなど、極めて特異な体質を持っています。その能力は、デバイスが存在しない古代に「残像を体で吸収し、この世界を再構築した」という言い伝えの人物、つまり「ご先祖様」を彷彿とさせ、熾霞から冗談を言われる場面もあります。

秧秧(やんやん)

漂泊者が最初に会うことになる少女の一人。「夜帰」という組織に所属する共鳴者で、穏やかで心優しい性格の持ち主。風を操る能力を持ちます。記憶をなくし、混乱している漂泊者に対して、常に寄り添い、親身になってくれる存在です。

熾霞(しか)

秧秧と共に漂泊者を助けた、もう一人の少女。同じく「夜帰」に所属し、火の共鳴能力を使います。活発で正義感が強く、まっすぐな性格です。

白芷(びゃくし)

今州にある最先端の研究機関「華胥研究院」に所属する研究者です。専門は生態研究で、非常に聡明で落ち着いた雰囲気を持っています。無音区の調査中に漂泊者たちと出会い、共に戦ったことをきっかけに、漂泊者の特異な体質に強い関心を示します。彼女の豊富な知識は、今後の冒険で大きな助けとなるでしょう。

モルトフィー

白芷と同じく「華胥研究院」に所属する研究員。彼は主に「印」と呼ばれる古代の遺物や技術(国朔)を研究しています。非常に気さくで面倒見の良い性格で、専門的な内容も分かりやすく説明してくれるため、漂泊者にとっては頼れる兄貴分のような存在です。漂泊者が散華から受け取った謎の「印」の解析を依頼されることになり、物語の核心に迫る重要な役割を担います。

押さえておきたい!序盤の重要用語を解説

鳴潮の世界を理解する上で欠かせない専門用語を、第1章第1幕の時点で登場するものに絞って解説します。

用語解説
悲鳴惑星ソラリスで起こる全ての異変の総称。「潮が鳴り続ける限りは終わることがない」とされ、ゲームタイトル「鳴潮」の由来と考えられます。残像の出現や海蝕現象など、あらゆる災厄が含まれます。
共鳴者体内に現れる傷のような「音痕(おんこん)」を通じて、超常的な能力を行使できる人々のこと。秧秧の風や熾霞の火などがこれにあたります。何かのきっかけで能力に目覚めます。
残像/残響「悲鳴」によって現れる異形の怪物たち。一般的に、敵を倒した後にその影が残るものを「残響」と呼び、これを吸収(調律)することで、その能力を自分のものにできます。
無音区天空海とセットで現れる、残像が集中して出現する危険地帯。地面と天空海が音で繋がり、異世界からモンスターを呼び寄せているとされています。
天空海空に存在する逆さまの海。物語の冒頭で漂泊者が目覚めた場所であり、新たな無音区が形成される前兆とされています。
歳主(さいしゅ)今州を含む「一庭六州」の各地域を象徴し、民を導き守る神のような存在。その多くは竜の姿をしています。
令尹(れいいん)今州の統治者、つまり今州で最も権力を持つ人物を指す役職名です。物語の時点での令尹は、**今汐(こんし)**が務めています。
海蝕(かいしょく)「悲鳴」によって引き起こされる異変の総称の一つ。潮が空を侵食する現象などを指し、人々の生活を脅かしています。

第1章第1幕のストーリーを詳しく振り返ろう!

記憶のない漂泊者が、自身の謎に迫る第一歩を踏み出すまでの物語を、順を追って振り返りましょう。

  1. 宇宙での邂逅と落下物語は宇宙空間から始まります。漂泊者は謎の神性から体にコアを埋め込まれ、「音痕」を授かります。その後、惑星ソラリスへと落下していきました。
  2. 大地での目覚めと出会い記憶を失った状態で目覚めた漂泊者は、「夜帰」の秧秧と熾霞に保護されます。彼女たちに導かれ、ひとまず安全な今州城を目指すことになりました。
  3. 無音区での遭遇と共闘道中、一行は危険な「無音区」の調査に足を踏み入れます。そこで同じく調査に来ていた華胥研究院の研究者、白芷と出会います。その直後、無音区が活性化し、怒涛級の強力な残像「無冠者」が出現。4人は力を合わせ、この強敵に立ち向かいます。
  4. 未知の力と研究院への誘い激闘の末、無冠者を倒すと、漂泊者はその「残響」を自らの体内に吸収するという特異な能力を見せます。その未知の力に強い関心を抱いた白芷は、漂泊者の体を詳しく調べるため、一行を自身の所属する「華胥研究院」へと招きます。
  5. 令尹の代理人との面会研究院に到着後、今州の令尹・今汐から「重要な客人が訪れた」というメッセージが届きます。謁見の間へ向かうと、そこにいたのは今汐本人ではなく、近衛の**散華(さんか)**でした。散華は、主からの贈り物として4つの謎の「印」を漂泊者に渡します。それは、漂泊者が求める「答え」へと導くための手がかりだと言います。
  6. 印の調査依頼再び研究院に戻った一行。漂泊者の身体検査と並行し、受け取った4つの印の謎を解明するため、白芷は印の研究の専門家である同僚のモルトフィーに協力を依頼します。自らの過去へと繋がる、長く険しい旅は、こうして始まったのです。

まとめ

第1章第1幕は、多くの謎が提示される、まさに物語の序章です。最後に、この記事の要点をまとめておきましょう。

  • 主人公と目的:
    物語は、宇宙で力を与えられた後、記憶を失って目覚めた主人公「漂泊者」が、自身の過去へと繋がる「答え」を探す旅に出るところから始まります。
  • 序盤の仲間と導き手:
    漂泊者は、心優しい「秧秧」「熾霞」に助けられ、危険な無音区での共闘を経て研究者「白芷」と出会います。そして、今州の統治者「今汐」とその代理人「散華」によって、謎めいた旅へと導かれます。
  • 提示された謎:
    なぜ漂泊者は記憶を失っているのか?宇宙で会った神性は何者なのか?今汐から渡された4つの「印」が示す「答え」とは何か?これらの謎が、今後の物語の主軸となっていきます。

専門用語や多くの登場人物に戸惑うこともあるかと思いますが、一つ一つの意味や関係性を理解することで、物語の深みが一気に増すはずです。漂泊者がこれからどのような運命を辿るのか、ぜひご自身の目で壮大な物語の続きを確かめてみてください。

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