【オワコン?】シャドバ・ビヨンドのセルラン失速がやばい?衰退・人口減少の理由は?

「なんだか周りでシャドバWB(ワールズ・ビヨンド)をプレイしている人が減った気がする…」と感じている方はいませんか。

リリース当初の熱狂から数ヶ月が経ち、SNSやコミュニティではゲームの現状を不安視する声が目立つようになりました。

実際にセールスランキング(セルラン)は下降傾向にあり、第4弾カードパック実装を控えた虚無期間であることを差し引いても、その勢いに陰りが見えるのは事実です。

なぜ、あれほど期待されたシャドバWBは失速しているように見えるのでしょうか。

この記事では、プレイヤーたちが感じている不満や疑問を「ゲーム環境」「ユーザー層の変化」「プロシーンの現状」といった複数の視点から深掘りし、人口減少や衰退が囁かれる理由を徹底的に解説します。

シャドバWBのセルランがヤバい!?

まず気になるのは、ゲームの勢いを測る指標の一つである「セールスランキング(セルラン)」の動向でしょう。結論から言うと、シャドバWBのセルランはリリース直後の勢いを維持できず、下降傾向にあります。

年月売上予測iOS平均
2025/102.19億G68.1位
2025/097.45億G46.8位
2025/0814.82億G28.8位
2025/0726.82億G17.8位

出典:https://game-i.daa.jp/?APP/6472019540#goog_rewarded

もちろん、これはある程度予測された動きでもあります。ソーシャルゲームにおいて、新しいカードパックや魅力的なキャラクターが登場するタイミングで売上が急上昇し、その後、次のアップデートまで緩やかに下降していくのは一般的なサイクルだからです。特に、現在は10月下旬に実装が予定されている第4弾カードパックを前に、多くのプレイヤーがゲーム内通貨や課金を控える、いわゆる「虚無期間」に入っています。この時期にセルランが落ち込むこと自体は、それほど珍しい現象ではありません。

しかし、問題なのはその下落幅と、長期的な視点で見た際の右肩下がりのトレンドです。リリース当初は前作を超えるほどの好調なスタートを切りましたが、新弾リリース直後の盛り上がりを除くと、全体的に売上は少しずつ下がってきているのが現状です。これは、ゲームに継続的にお金を使うコアなファン層は維持しつつも、気軽に楽しんでいたライト層が少しずつ離れていっている可能性を示唆しています。ゲームの面白さやプレイヤー人口が、こうした売上の動向に反映されていると考えるのが自然でしょう。

なぜシャドバ ビヨンドは衰退してる?

セルラン低下の背景には、多くのプレイヤーが現在のゲームプレイそのものにストレスや不満を感じているという、より根深い問題が存在します。特に、現在の対戦環境のバランスが大きな議論の的になっています。

現在のシャドバWBでは、「クレストビショップ」と「サタンODウィッチ」という二つのデッキタイプが頭一つ抜けた強さを持っていると言われています。問題なのは、単にこれらのデッキが強いというだけではありません。その戦い方が、多くのプレイヤーに「理不尽さ」や「不快感」を与えてしまっている点にあります。

これらのデッキは、序盤から中盤にかけてはひたすら回復や防御を繰り返し、相手の攻撃を耐えしのぎます。そして、準備が整った終盤に、相手が対処不可能な特殊な条件で勝利したり、一撃で体力を削り切る「OTK(ワンターンキル)」を決めたりする戦術を得意としています。

対戦相手からすると、これは「自分が何もできないまま、一方的に負かされてしまう」という体験につながります。フォロワー(キャラクター)を並べて盤面でコツコツと戦う、カードゲーム本来の駆け引きの楽しさが機能しづらいのです。

恩寵やノーマンなので、攻撃してもすぐに全回復され、ようやく追い詰めたと思ったら特殊なカード1枚で逆転される。こうした展開が続けば、「爽快感がない」「やっていて楽しくない」と感じてしまうのも無理はありません。

もちろん、多様な戦術が存在するのはカードゲームの魅力です。しかし、特定の戦術だけが強力で、それに対する有効な対抗策が少ない状況は、環境の固定化を招きます。結果として、ランクマッチに潜れば同じようなデッキとばかり当たり、試合展開もワンパターンになる。「またこのデッキか…」とうんざりし、ゲームを起動するのが億劫になってしまうプレイヤーが増えているのです。

ライト層や初心者が離れていく本当の理由とは?

どんなゲームでも、熱心な上級者だけではコミュニティは成り立ちません。気軽に楽しむライト層や、新しくゲームを始める初心者の存在が不可欠です。しかし、現在のシャドバWBは、こうしたプレイヤー層が定着しにくい環境になっているという指摘が後を絶ちません。

その最大の理由として挙げられるのが、「ゲームの複雑化」です。特に、第3弾カードパック「絶傑の継承者」がリリースされて以降、カードの能力やデッキの動かし方が急激に難しくなったと感じるプレイヤーが続出しました。カード1枚に書かれているテキスト量が長くなり、複数のカードの組み合わせを前提としたコンボも高度化。少しプレイしない期間があると、環境の変化に全くついていけなくなってしまいます。

上級者にとっては、それが「やりごたえ」や「実力が出る環境」と捉えられるかもしれません。しかし、仕事や学業の合間に少しだけプレイしたいライト層にとっては、覚えることが多すぎて大きな負担になります。「勝つために色々考えないといけないのが面倒」「昔みたいに単純にカードを並べて殴るだけじゃ勝てなくなった」といった声は、彼らの本音を代弁しているでしょう。

また、モチベーションの維持が難しいという側面もあります。多くのプレイヤーにとって、「マスターランク」や「グランドマスターランク」への到達は大きな目標の一つです。しかし、一度その目標を達成してしまうと、その先にあるのは一部のトッププレイヤーが競い合う「レート」の世界。そこまで熱量を注げない多くのプレイヤーは、いわば「燃え尽き症候群」のような状態に陥りがちです。「デイリーミッションをこなすのがやっと」「もうパックを剥くだけになっている」というプレイヤーは、完全な引退予備軍と言えるかもしれません。

無課金・微課金だと楽しむのは難しい?

ゲームの複雑化と並行して、ライト層や初心者を苦しめているのが「カード資産」の問題です。シャドバWBは、無課金でも時間をかければカードを集めることは可能ですが、環境で活躍するような強力なデッキを一つ組むだけでも、かなりの労力と時間、あるいは運が要求されます。

特に、最高レアリティである「レジェンド」カードは、デッキの核となる重要なカードですが、排出率は決して高くありません。同じカードを4枚以上集めないと分解できないため、無課金・微課金プレイヤーは、頑張って貯めたゲーム内通貨でパックを開封しても、お目当てのカードが手に入らず、結局デッキが完成しないという事態に陥りがちです。

カード資産が不足していると、そもそも対戦のスタートラインに立つことすらできません。YouTubeや攻略サイトで強そうなデッキを見つけても、「あのカードがないから作れない」と諦めざるを得ないのです。試せるデッキが一つか二つに限られてしまうと、ゲームプレイは単調になり、すぐに飽きてしまいます。環境が変化して今使っているデッキが弱くなってしまった場合、次に対応するための新しいデッキを組む資産がなく、そのまま引退…というケースも少なくありません。

カードゲームの醍醐味は、様々なカードを組み合わせて自分だけのデッキを作り、試行錯誤する過程にあります。しかし、その「試行錯誤」をするための土台となるカード資産を築くハードルが高いことが、多くのプレイヤー、特に新規参入者の意欲を削いでいる大きな要因となっているのです。

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大会やプロの盛り上がりはどうなっているの?

ゲームの熱気を測るもう一つの指標が、eスポーツシーン、特にプロリーグや大型大会の盛り上がりです。ファンはプロプレイヤーの高度なプレイに憧れ、それがゲームへのモチベーションにも繋がります。しかし、シャドバWBのプロシーンもまた、いくつかの課題を抱えているようです。

最も分かりやすいのが、大会の視聴者数の減少です。公式配信の同時接続者数が、かつては1万人を超えていたのに対し、最近では4,000人程度に落ち込んでいるとの指摘もあります。

もちろん、これは公式配信に限った話で、人気ストリーマーによるミラー配信(同時視聴)に視聴者が流れている影響も考えられます。しかし、公式の数字が伸び悩んでいるのは、大会への関心自体が以前より薄れている証左と見ることもできるでしょう。

その背景には、先述したゲーム環境の固定化があります。大会で使われるデッキが、普段ランクマッチで目にするデッキとほとんど変わらないため、「見ていて新鮮味がない」「どうせあのデッキが勝つんでしょ」と感じてしまう視聴者が増えています。

さらに、一部のファンからはプロプレイヤーの在り方そのものに厳しい目が向けられています。シャドバWBには、プレイヤーの実力を示す指標として「レート」という数値が存在しますが、一部のプロ選手がこのレートで高い成績を残せていないことが問題視されているのです。一般プレイヤーの中にも複数のクラスで最高ランク「ビヨンド」に到達している猛者がいる中で、プロという肩書を持つ選手がそれに届いていないという事実は、「プロとは一体何なのか」という根本的な疑問をファンに抱かせています。

もちろん、大会での一発勝負の強さと、ランクマッチをひたすらプレイする強さは別物かもしれません。しかし、ファンがプロに求めるのは、圧倒的な実力とゲームへの情熱です。その指標となるべきレートで結果が出ていなければ、応援する気持ちが薄れてしまうのも致し方ないことでしょう。プロシーンの盛り上がりの低下は、ゲーム全体の求心力が弱まっていることの表れとも言えます。

シャドバWBはもう「オワコン」なの?今後の展望は?

セルランの低下、ゲーム環境への不満、ユーザー離れ、プロシーンの停滞。ここまで見てきたように、現在のシャドバWBを取り巻く状況は、決して楽観視できるものではありません。SNSで「オワコン」という厳しい言葉が飛び交うのも、こうした閉塞感の裏返しでしょう。

では、シャドバWBは本当にこのまま衰退の一途をたどるのでしょうか。筆者は、まだそう結論付けるのは早いと考えています。

なぜなら、多くのプレイヤーが不満を口にしながらも、ゲームの根幹にある面白さや、キャラクター、世界観には魅力を感じているからです。不満の声が大きいのは、それだけこのゲームに期待している人が多いことの証明でもあります。

今後の鍵を握るのは、言うまでもなく運営の舵取りです。まずは、現在の固定化されたゲーム環境にメスを入れるカードの追加や能力調整が急務となります。来る第4弾カードパックで、プレイヤーが「つまらない」と感じているビショップやウィッチの支配を打ち破り、多様なデッキが活躍できるような環境が生まれれば、離れていたプレイヤーが戻ってくるきっかけになるはずです。

また、新規・ライト層が遊びやすいように、カードの入手機会を増やすキャンペーンや、シンプルな戦術でも勝てるようなデッキタイプの設計も求められるでしょう。

シャドウバースというコンテンツが持つポテンシャルは、決して低くありません。プレイヤーたちの声に真摯に耳を傾け、的確なアップデートを重ねていくことができれば、再び多くの人で賑わうかつての盛り上がりを取り戻すことは、十分に可能だと信じています。

まとめ

この記事では、シャドウバース ワールズビヨンドのセルラン失速や人口減少が囁かれる理由について、様々な角度から解説しました。最後に、内容を簡潔にまとめておきます。

* セルランは実際に低下傾向にある

リリース直後の勢いはなくなり、新弾リリース前という時期を考慮しても、全体として売上は右肩下がりの傾向が見られます。これはライト層の離脱を示唆している可能性があります。

* 特定のデッキが強すぎてゲーム体験が悪化している

「クレストビショップ」や「サタンウィッチ」といったデッキが環境を支配。一方的に負ける理不尽な試合展開が多く、爽快感や駆け引きの楽しさが失われていると感じるプレイヤーが増えています。

* ゲームの複雑化とカード資産の問題がユーザーを遠ざけている

ゲームが急激に難しくなり、ライト層や初心者がついていけなくなっています。さらに、無課金・微課金では強いデッキを組みにくく、遊びの幅が狭まってしまうことも人口減少の一因です。

* プロシーンの盛り上がりにも陰りが見える

大会視聴者数が減少し、一部のプロプレイヤーがゲーム内での実績を示せていないことへの不満から、eスポーツシーン全体の求心力が低下しています。

これらの課題は一つ一つが深刻ですが、逆に言えば、改善の余地が多く残されているということでもあります。今後の運営のアップデート、特に第4弾カードパックで環境がどう変化するのかが、シャドバWBが再び浮上できるかの大きな分水嶺となるでしょう。多くのファンが、このゲームが本来持っていた輝きを取り戻すことを期待しています。

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