オープンワールドRPG「鳴潮」。魅力的なキャラクターが次々と登場し、「このキャラクターだけは絶対に手に入れたい!」と感じている方も多いのではないでしょうか。特に、キャラクターの性能を最大限に引き出すためには、モチーフ武器も一緒に確保したいところです。
しかし、そのためには一体いくらくらい準備すれば良いのでしょうか。「微課金で楽しみたいけど、具体的な金額がわからない」「最悪の場合、いくらかかるのか知っておきたい」といった悩みは、多くの方が抱えているはずです。
この記事では、鳴潮のガチャの仕組みから、限定星5キャラクター1体とそのモチーフ武器を確保するために必要な金額の目安、そして自分に合った賢い課金方法まで、詳しく解説していきます。この記事を読めば、あなたの鳴潮ライフに合わせた最適な課金プランが見つかるでしょう。
鳴潮のガチャの仕組みを教えて
課金額を考える前に、まずは鳴潮のガチャ(集音)の基本的な仕組みを理解しておくことが重要です。特に「天井」と呼ばれる、確定で高レアリティのキャラクターや武器が手に入るシステムがポイントになります。
キャラクターガチャの天井は?
キャラクターを引くための「イベント集音」には、2種類の天井が設定されています。
- 小天井(80連目): ガチャを80回引くまでに、必ず星5キャラクターが1体排出されます。
- 大天井(160連目): 小天井で出現した星5キャラクターが、ピックアップされているキャラクターではなかった場合(いわゆる「すり抜け」)、次の80連、つまり合計160連以内には必ずピックアップキャラクターが排出されます。
つまり、どんなに運が悪くても、ガチャを160回引けば、お目当ての限定星5キャラクターを必ず1体手に入れることができるのです。
武器ガチャの天井は?
キャラクターのモチーフ武器などを引く「武器イベント集音」にも天井があります。
- 確定天井(80連目): 武器ガチャはキャラクターガチャと異なり、「すり抜け」がありません。80回引けば、必ずピックアップされている星5武器が手に入ります。
この仕様は、武器を狙うプレイヤーにとっては非常にありがたい仕組みといえるでしょう。
星声ゼロから限定キャラと武器を
揃えるにはいくらかかる?
では、仮にゲームを始めたばかりで、ゲーム内通貨である「星声」が全くない状態から、限定星5キャラクター1体(すり抜けを考慮)とモチーフ武器1本を確保する場合、最大でいくら必要になるのでしょうか。
まず、課金アイテムである「月相」の価格を見てみましょう。月相はガチャ石である星声と1対1で交換できます。
種類 | 価格 | 月相1個あたりの 値段(約) |
月相 ×60 | 120円 | 2.00円 |
月相 ×300 | 610円 | 2.03円 |
月相 ×980 | 1,840円 | 1.87円 |
月相 ×1980 | 3,680円 | 1.85円 |
月相 ×3280 | 6,100円 | 1.85円 |
月相 ×6480 | 12,000円 | 1.85円 |
見ての通り、一度に多く購入する方が1個あたりの値段は安くなります。ガチャは1回160星声、10連で1600星声が必要です。
この価格表を基に、必要なガチャ回数分の金額を計算してみましょう。
- キャラクターガチャ160連(大天井)に必要な星声: 1600星声 × 16 = 25600星声
- 武器ガチャ80連(確定天井)に必要な星声: 1600星声 × 8 = 12800星声
- 合計で必要な星声: 25600 + 12800 = 38400星声
この38400星声を、最も効率の良い12,000円の「月相×6480」を組み合わせて購入すると、以下のようになります。
- 月相×6480(12,000円)× 5 = 32400月相(60,000円)
- 残りの6000月相を補うために、月相×3280(6,100円)と月相×1980(3,680円)、月相×980(1,840円)などを組み合わせる必要があります。
単純に最も効率の良い1.85円/月相で計算すると、円となります。ただし、これは初回チャージボーナスや後述するお得な課金パックを一切利用しない場合の、純粋な最大金額です。
提供された情報に基づき、最も運が悪かった場合の金額(キャラクター160連+武器80連で合計240連)は約60,540円という計算もあります。これは購入の組み合わせによる差ですが、最悪の場合、6万円から7万円程度かかる可能性があると覚えておくのが良いでしょう。
実際の課金額はもっと安くなるって本当?
前述した約6万〜7万円という金額を見て、「高すぎる!」と感じた方もご安心ください。これはあくまで、ゲーム内資産がゼロで、かつ運が最悪だった場合の理論値です。実際には、様々な要素によって必要な課金額はもっと少なくなります。
豊富なゲーム内配布
鳴潮の大きな魅力の一つは、無課金でもかなりの量の星声が手に入ることです。
- デイリー任務: 毎日コツコツこなすだけで星声が貯まります。
- 探索: 広大なマップに隠された宝箱やギミック、任務のクリア報酬など、探索を進めるだけで大量の星声が集まります。
- イベント: 定期的に開催されるバージョンイベントでは、目玉報酬として多くの星声が配布されます。
- その他: キャラクターのお試しや各種実績の達成、運営からのメール配布など、星声を入手する機会は非常に多いです。
これらの配布分を計画的に貯めておくことで、課金額を大幅に節約することが可能です。
コストパフォーマンス抜群の課金アイテム
どうしても課金が必要になった場合でも、月相を直接購入する前に検討したい、非常にお得なアイテムがあります。
- 月相観測パス(通称:月パス):
610円で購入でき、即座に300月相が手に入るのに加え、30日間毎日90星声がもらえます。合計で3000星声以上がたった610円で手に入る、最もコストパフォーマンスに優れた課金アイテムです。微課金を考えるなら、まず最初に検討すべき選択肢と言えるでしょう。 - 先駆ラジオ(通称:バトルパス):
ゲームをプレイしてレベルを上げることで、ガチャ石(浮動波紋)や大量の育成素材が手に入ります。無料の「ユニバースチャンネル」でも報酬はもらえますが、有料の「ディープユニバースチャンネル(1220円)」や、さらにレベルアップの恩恵がある「スターライトチャンネル(2440円)」を解放すれば、より多くの報酬を獲得できます。
「余波珊瑚」による交換
ガチャを引くと、「余波珊瑚」というアイテムが手に入ります。これは、ショップでキャラクターの限界突破素材(凸素材)と交換するのが主な使い道ですが、ガチャ石である「浮動波紋」や「鋳造波紋」と交換することも可能です。
天井まであと少し足りない、といった場合にこの余波珊瑚を使えば、追加の課金をせずに済む可能性があります。ただし、キャラクターの強化に直結する貴重なアイテムでもあるため、交換は慎重に検討しましょう。
ちなみに、バージョン2.3で登場したザンニーを無凸+武器確保に、筆者は23,000円ほどかかりました。なお、月相の初回ボーナスなどをうまく使ってこの金額でした。
結局「微課金」のベストな金額はいくらなの?
では、これらの要素を踏まえた上で、「微課金」の最適解はいくらになるのでしょうか。ここではいくつかの課金スタイルを提案します。
スタイル①:
基本の「月パス(月額610円)」スタイル
最もおすすめなのが、この「月相観測パス」だけを継続的に購入するスタイルです。月々610円という負担の少ない金額で、毎月3000以上の星声が確保できます。
これに加えて、日々のプレイやイベント消化で得られる星声を合わせれば、2〜3回のガチャ更新(約2ヶ月)に1回は、星5確定の80連天井に到達できる計算になります。お目当てのキャラクターをじっくり待ち、すり抜けてしまったら次の機会を待つ、という堅実なプレイスタイルの方に最適です。
スタイル②:
「月パス+バトルパス」で育成も快適に
月パスに加えて「先駆ラジオ(バトルパス)」も購入するスタイルです。月額に換算すると、月パス610円+バトルパス1220円で、合計1830円ほどになります。
このスタイルのメリットは、ガチャ石だけでなく、キャラクターや武器の育成に必要な素材が大量に手に入ることです。キャラクターを引けても育成が追いつかない、という事態を防ぎ、快適なゲームプレイを望む方におすすめです。
スタイル③:「推し」が来た時だけ
集中投資するスタイル
普段は無課金、もしくは月パスのみでプレイし、「このキャラクターだけは武器と一緒に絶対欲しい!」という”推し”が登場した時だけ、天井まで足りない分を課金するスタイルです。
この場合、運が良ければ数千円〜2万円程度で済むこともあります。実際に、筆者の知人は限定キャラクターと武器を確保するのに23,000円ほどで済んだ、というケースもありました。事前にゲーム内配布の星声をどれだけ貯められているかが、課金額を左右する鍵となります。
計画的な課金で鳴潮をもっと楽しむために
最後に、課金で後悔しないための心構えについてお伝えします。特に微課金で楽しむためには、計画性が非常に重要です。
誰を引くのか優先順位をつけよう
鳴潮では、約2ヶ月の間に3体ほどの新キャラクターが登場するペースが予想されます。全てのキャラクターと武器を確保しようとすると、毎月数万円の出費となり、これはもはや微課金とは言えません。
「デザインが好きなキャラクターを優先する」「自分の手持ちと相性の良い、強いキャラクターを狙う」など、自分なりの基準で引くキャラクターの優先順位をあらかじめ決めておきましょう。
「撤退ライン」をあらかじめ決めておこう
「あと10連だけ…」という気持ちが、気づけば大きな出費に繋がることは少なくありません。ガチャを回す前に、「今回は80連まで」「すり抜けたら次のキャラクターに備える」といったように、自分の中での”撤退ライン”を明確に決めておくことが大切です。冷静な判断が、賢い課金への第一歩です。
課金は悪ではないけれど無理は禁物
ゲームへの課金は、決して悪いことではありません。より快適にゲームを楽しむための投資であり、素晴らしいゲームを開発・運営してくれる会社への応援にも繋がります。より詳しいメリット・デメリットについては「ゲームの課金は悪?無駄なの?メリット・デメリットは?」の記事も参考にしてみてください。
ただし、それはあくまで自分の生活に支障のない範囲で行うことが大前提です。「お目当てのキャラクターが欲しい」という強い欲求は、時に正常な判断を鈍らせてしまいます。自分のお財布とよく相談し、無理のない範囲で、計画的に鳴潮を楽しんでいきましょう。
まとめ
この記事の内容をまとめると、以下のようになります。
- ガチャの天井:
鳴潮のキャラクターガチャは最大160連、武器ガチャは80連で、必ずお目当てのものが手に入ります。 - 最大必要額の目安:
ゲーム内通貨ゼロの状態から、運悪く天井まで回した場合、限定キャラ1体とその武器を揃えるのに約6万円〜7万円かかる可能性があります。 - 実際の課金額:
ゲーム内で配布される豊富な星声や、「月相観測パス(月パス)」などの得なアイテムを活用すれば、実際の課金額は大幅に抑えることが可能です。 - 微課金の最適解:
まずは最もコストパフォーマンスが高い「月パス(月額610円)」から始めるのがおすすめです。育成もスムーズに進めたいなら、バトルパスを追加するのも良いでしょう。 - 計画性が重要:
全てのキャラクターを追うのではなく、欲しいキャラクターに優先順位をつけ、「ここまで出なかったら諦める」という撤退ラインを決めておくことが、賢く楽しむための秘訣です。
鳴潮は、無課金でも十分にその世界を冒険し、ストーリーを楽しめるように設計されています。課金は、あくまでその楽しみをさらに加速させるための一つの選択肢です。ご自身のプレイスタイルとお財布事情に合わせて、最適な付き合い方を見つけてみてください。