デュエットナイトアビスのバグと操作性がひどい?スマホ版コントローラーは最適化不足?

2025年10月28日、待望の新作アクションRPG「デュエットナイトアビス」(通称:デナアビ)が、ついにスマートフォン(スマホ)版とPC版で同時にリリースされました。

基本プレイ無料でありながら、「キャラクターと武器の混合ガチャなし」「スタミナ制度なし」といった意欲的なシステムを掲げ、リリース前から大きな注目を集めていた作品です。

しかし、華々しい船出となるはずだったリリース初日、SNS上ではプレイヤーからの喜びの声と同時に、「バグが多すぎる」「スマホの操作性がやばい」といった悲鳴にも似た報告が数多く寄せられています。もちろん、新作ゲームのリリース直後にバグや不具合はつきものですが、今回の「デナアビ」については、特にその声が目立っている印象を受けます。

この記事では、「デュエットナイトアビス」をこれから始めようか迷っている方や、すでにプレイして「自分の環境だけがおかしいのでは?」と不安に思っている方に向けて、SNSで報告されている初日のリアルな反応、具体的なバグや不具合の内容、そして最大の焦点となっているスマホ版の操作性とコントローラー対応状況について、徹底的にまとめていきます。

注意
この記事では11月2日現在のプレイ環境をまとめています。今後のアプデ次第でバグや不具合が修正されている可能性があります。

デュエットナイトアビス
(デナアビ)とはどんなゲーム?

本題に入る前に、まずは「デュエットナイトアビス」がどのようなゲームなのかを簡単におさらいしておきましょう。

本作は、基本プレイ無料のアクションRPGです。プレイヤーは、近接武器と遠距離武器(銃)を巧みに切り替えながら、スピーディーでスタイリッシュな戦闘を楽しむことができます。SFとファンタジーが融合したような独特の世界観も特徴です。

リリース前から特に話題となっていたのが、その課金システムとプレイサイクルです。昨今の同ジャンルのゲームでは一般的な「キャラクターと武器が闇鍋になったガチャ」や、プレイ時間を制限する「スタミナ制度」を撤廃している点が、多くのプレイヤーから好意的に受け止められていました。

スタミナがない代わりに、キャラクターの入手や育成には、ダンジョンなどを周回して素材を集める、いわゆる「ハックアンドスラッシュ(ハクスラ)」の要素が取り入れられているようです。この点がどう評価されているのかも、初日の反応から見えてきました。

>>デュエットナイトアビスはwarframeのパクリ?鳴潮フィービーやキャストリスに似てる?

デナアビ初日プレイの評価は?
SNSの反応まとめ

リリース初日、プレイヤーは「デナアビ」にどのような感想を抱いたのでしょうか。SNS(主にX)での反応を項目別に見ていきましょう。

ストーリーはとっつきやすい?
それとも中身がない?

ゲームの導入部となるストーリーに関しては、評価が分かれています。

好意的な意見としては、「主人公がよく喋ってくれるし、ボイスもちゃんと入っていて良い」「中華系のゲームにしてはストーリーがとっつきやすい」といった、導入の分かりやすさを評価する声がありました。

一方で、「ストーリーがやたらと長いわりに、中身があまりない」「シリアスな展開にしようとしているのは伝わるが、どこかハリボテ感がある」など、内容の薄さや演出面での物足りなさを指摘する声も少なくありません。ストーリーを重視する人にとっては、少し好みが分かれるスタートとなっているようです。

キャラクターデザインは好評?

ビジュアル面、特にキャラクターデザインについては、「キャラデザは非常に好み」「主人公が普通に可愛い」といった好意的な感想が多く見受けられました。魅力的なキャラクターは、ゲームを続ける大きなモチベーションになるため、ここはポジティブな要素と言えるでしょう。

ただし、「モデルの精密さで言えば、さすがに(先行する同ジャンルの)鳴潮が勝る印象」「イマイチ癖のあるキャラクターがいない」といった、他のゲームとの比較や、デザインの独自性に対する意見もありました。

戦闘アクションは爽快?
それともチープ?

本作の核となる戦闘アクションについても、評価は賛否両論、むしろ真っ二つに割れています。

「戦闘は爽快感重視で楽しい。三国無双みたいな感じ」「近接武器と遠距離武器を切り替えられるのが良い。アクション性はこの手のゲームで一番好きかも」と、多数の敵をなぎ倒す「無双系」の爽快感を評価する声は確かに存在します。

しかし、それとまったく逆の意見も非常に多いのが実情です。「良くも悪くも無双ゲーに近い大味な感じ」「クオリティの低いニーア無双という印象」「戦闘がチープで、爽快感がなさすぎる」など、単調さやモーションの質に対する厳しい指摘が目立ちます。

この評価の割れには、後述する「操作性」の問題が大きく影響している可能性も考えられます。

BGMの評価は?

戦闘やストーリーとは対照的に、音楽(BGM)に関しては、「BGMめっちゃいい」「BGMが神」と、手放しで絶賛する声が大多数を占めていました。ゲーム体験において音楽は非常に重要な要素であり、ここは「デナアビ」の明確な強みと言えそうです。

UIやシステム面はどう?

ゲームシステムについては、やはり「キャラ武器ガチャ無しスタミナ無し」という仕様を「英断」と評価する声が多く聞かれました。

その一方で、「スタミナがないということは、バカみたいな周回が求められるということ」「キャラを入手するまでに膨大な時間がかかりそう」と、ハクスラ要素の重さを懸念する声も上がっています。

また、メニュー画面などのユーザーインターフェース(UI)に関しては、「メニューやステータス画面がごちゃごちゃしていて辛い」という指摘があり、快適性にはまだ課題があるようです。

「とにかく酔う」の声多数?
ゲーム酔いの報告

今回の初日プレイの反応で、特に際立って多かったのが「ゲーム酔い」に関する報告です。

  • 「今までVR以外のゲームで酔ったことがないのに、なぜかデナアビはキツい」
  • 「とにかく酔う。視点がグルングルンするから慣れるまでに大変そう」

このように、3Dアクションゲームに慣れているはずのプレイヤーからも、画面酔いを訴える声が続出しています。これは、カメラワークの激しさや、フレームレートの不安定さ(カクつき)などが影響している可能性が考えられます。三半規管が弱いと自覚している人は、特に注意が必要かもしれません。

グラフィックの評価も賛否両論?

グラフィックに関しても、評価は分かれています。「グラフィックはそこそこ綺麗」という標準的な評価がある一方で、「グラフィック品質が10年以上前のゲームみたいだ」「グラフィックがゴミ」といった、かなり厳しい意見も散見されます。

これは、プレイしているプラットフォーム(PCかスマホか)や、端末のスペック、ゲーム内の設定によって、プレイヤーが見ている映像品質に大きな差が出ているためと推測されます。

また、「鳴潮」といったグラフィックがきれいなソシャゲが既にあるせいで、それらと比較しての評価でもあると思われます。

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最大の問題? 報告されている
バグ・不具合が多すぎる?

さて、ここからが本題の一つです。リリース初日の「デナアビ」は、残念ながら「バグ・不具合」の報告で溢れかえってしまいました。

  • 「バグだらけの不良品」「まだベータテストの段階みたいだ」
  • 「バグは100歩譲って許すとしても、モーションやオブジェクトの作り込みが甘すぎる」
  • 「操作性もグラフィックもイマイチ」

このように、単なるバグの多さだけでなく、ゲーム全体の「作り込みの甘さ」や「最適化不足」に対する不満が噴出しています。

「とりあえず1週間待ってみて、直ってなかったらアンインストールする」と様子見の姿勢をとる人や、「今後の修正が治ったあとが楽しみ」と期待を寄せる人もいますが、ゲーム体験としてはかなり不安定なスタートと言わざるを得ません。

ただし、「言われているようなバグに一切巡り合わなくて快適」「普通に楽しめた」というプレイヤーも少数ながら存在しており、プレイ環境や進行度によって、遭遇する問題に大きな差があるようです。

具体的にどんなバグが報告されている?

リリース初日、SNSなどで報告されている主なバグや不具合をまとめます。(※今後のアプデで改善されている可能性はあります)

  • 進行不可バグ
    特定のクエスト中に、同行すべきNPC(「スノウとともに城へいけ」バグでのスノウなど)が消失してしまい、先に進めなくなるという致命的な報告が複数あります。
  • 操作・UI関連のバグ
    名前入力に関する不具合が多発しています。「名前が入力できない」「Epic版だと名前に日本語(カタカナなど)が使えない」「特定行(さ行など)が使えない」といった報告がありました。
  • コントローラーの不具合 (PC版)
    PC版でゲームパッドを使用していても、「常に上に入力された状態になる」「メニューが開けない、項目をまともに選択できない」「起動前にパッドを外しておかないと、マウスカーソルが左上に飛んでいく」など、まともにプレイできないレベルの問題が発生しているようです。「ゲームパッド非推奨ゲームかもしれない」と皮肉る声も見られました。
  • グラフィックのバグ
    「キャラクターのテクスチャがバグって真っ黒になる」「キャラクターがTポーズ(3Dモデルの初期ポーズ)のまま固まる」「待機中にキャラクターが空中に浮かんでいく」「画面がフリーズする」など、視覚的な不具合も多数報告されています。
  • 最適化不足・サーバーの問題
    「サーバーが重い」「ロードが頻繁に(毎秒のように)発生して止まる」「ムービーも戦闘もカクつく」「最適化されておらず異様に重い」といった、パフォーマンスに関する不満が非常に多いです。また、「一部のテキストが中国語のまま翻訳されていない」といったローカライズの問題も指摘されています。

スマホ版の操作性は絶望的?
コントローラーは最適化不足?

今回のリリースで、バグと並んで最も大きな問題となっているのが「スマホ版の操作性」です。SNSでは「CBT(クローズドベータテスト)では、おそらくPC向けのテストしか行っていなかったのでは?」と疑う声が上がるほど、PC版とスマホ版のプレイ体験に大きな差が生まれています。

タッチ操作(仮想パッド)への不満

まず、スマホのタッチ操作そのものに対する評価は「極めて否定的」なものが圧倒的多数を占めています。

  • 「スマホじゃ操作が難しすぎて無理だ」
  • 「スマホ操作無理すぎる。早々にリタイア」
  • 「スマホでの操作性終わってて即切りした」
  • 「操作性がクソゴミすぎて草。死ぬほど操作しにくい」
  • 「操作感が原神の劣化版という感じ」

このように、「ひどい」「無理」「終わってる」といった、非常に強い拒否反応が示されています。

コントローラー前提なのに
「コントローラーが使えない」問題

さらに問題を深刻にしているのが、「ゲームの操作性自体が“完全にコントローラー用”だと感じるのに、そのコントローラーがスマホ版でまともに動作しない」という点です。

リリース直後、Xboxコントローラー、PlayStationコントローラー、Backbone Oneなど、複数のコントローラーで接続が試みられましたが、いずれも「未対応」「中途半端」「いまいち」で、正常に動作しないという報告が大多数を占めています。

【スマホ版コントローラーの具体的な問題点】

  • 設定項目が存在しない
    PC版には存在するコントローラー設定の項目が、スマホ版では見当たらないという報告が多数あります。キーコンフィグ(ボタン配置の変更)ができないとの指摘も多いです。
  • 操作不能・部分的な動作不良
    「攻撃」や「ジャンプ」はできても、「スキル」が配置されていない、メニューは開けるが「決定」ボタンが押せない、戻るボタンが機能しないなど、ゲームを正常にプレイできない問題が複数報告されています。ストーリー進行に必要なボタン表示が出ず、先に進めなくなったというユーザーもいました。
  • バグやフリーズの報告
    プレイ中に突然コントローラーが操作不能になるバグや、特定のコントローラーを使用すると強制的にバッグが開き操作不能になる、ゲーム自体がフリーズするなど、深刻な不具合も指摘されています。

このため、多くのプレイヤーが「スマホでプレイするのは勧められない」と感じており、PC版でのプレイを推奨する声が目立っています。

運営が不具合を認め声明を発表

こうしたプレイヤーの不満や要望の噴出を受け、運営チームはリリース2日後の10月30日、公式X(旧ツイッター)にて声明を発表現状の問題を認識し、改善に取り組む姿勢を見せました。

特に、今回最大の問題となっているコントローラー対応について、運営は以下のように言及しています。

3、コントローラー対応の改善

一部の認識・入力不具合を把握しております。今後のバージョンで修正し、モバイル向けコントローラー最適化も進行中です。

この声明により、現状のスマホ版がコントローラーに最適化されていないことが裏付けられた形となります。運営が「モバイル向けコントローラー最適化」を明言したことは朗報ですが、対応完了までにはまだ時間がかかる可能性があります。

また、声明で触れられた他の問題点についても、すでに対応が進んでいる部分もあります。例えば、PC版で指摘されていた「ゲーム起動のたびにログイン認証を求められる」という面倒な仕様は、すでに「ゲーム終了後も自動でログインを維持する」よう改善されました。

このように、運営のやる気や問題への対応速度自体は評価できるため、今後の修正に期待したいところです。

PC版なら快適?
筆者が感じた改善してほしい点

参考までに、筆者(当記事のライター)は公式の推奨スペックを大幅にクリアしているPC(Epic Games版)でプレイしました。幸い、SNSで騒がれているような「ローディングが終わらない」「テクスチャがバグる」「進行不可になる」といった目立ったバグには遭遇せず、戦闘や探索は比較的スムーズに行えています。

とはいえ、PC版でも(前述のログイン認証問題が改善された今もなお)以下のような不満点・改善希望点が残っています。

1. コントローラーのボタン配置が不自由

PC版でもコントローラー(ゲームパッド)でプレイしたい人は多いでしょう。しかし、「デナアビ」はキーボード操作の場合と異なり、コントローラーのボタン配置(キーコンフィグ)を自由にカスタマイズできません。

あらかじめ用意された4種類のプリセット(設定パターン)から選ぶことしかできず、自分のプレイスタイルに合わせた快適な設定が難しい状態です。これはアクションゲームとして改善が待たれる部分です。

2. UIがごちゃごちゃで分かりにくい

これはSNSの反応とも共通しますが、やはりUI(メニュー画面など)がごちゃごちゃしており、どこで何ができるのかが非常に分かりづらいです。リリース直後で説明不足なのは仕方ない面もありますが、それにしても情報量が多く整理されていません。

「最初からできることが多い」というのは嬉しい悲鳴かもしれませんが、もう少し直感的に操作できるよう、今後のアップデートでの改善を期待したいところです。

まとめ:出だしの失敗は否めず
早急な信頼回復が課題

リリース初日から大きな混乱と賛否両論を巻き起こしている「デュエットナイトアビス」。現状をまとめます。

  • 「デュエットナイトアビス」が10月28日にリリースされたが、「バグ・不具合」の報告が異常なほど多い状態。
  • 「BGMが神」「キャラデザが良い」といった高評価点もあるが、「作り込みが甘い」と厳しい意見が噴出している。
  • 特に**「スマホ版の操作性」は絶望的**との声が多数。
  • さらに、ゲーム自体がコントローラー前提の操作感にもかかわらず、スマホ版ではコントローラーが最適化不足状態であり、最大の不満点となっている。
  • PC版は比較的快適だが、コントローラー設定の不自由さやUIの分かりにくさといった課題は残る。

運営は10月30日に声明を発表し、コントローラーの不具合(特にモバイル向け最適化)への対応を明言するなど、迅速な姿勢は見せています。

しかし、2025年11月2日時点でのGoogle Playストアの評価は「2.7/5.0」と依然として低い数値に留まっており、これは主にスマホ版の劣悪な操作体験が低評価に直結していると見られます。

「キャラ武器ガチャ無し」といった光る部分も多いだけに、出だしで大きくつまずいたのは否めません。一度離れたユーザーの信頼を取り戻すのは容易ではなく、運営チームによる迅速なバグ修正と、特にスマホ版の操作性およびコントローラー対応に関する抜本的なアップデートが早急に望まれます。

これから始めようと思っている方は、もし可能であればPC版でのプレイを検討するか、スマホ版で始める場合は、操作性にある程度の覚悟を持って臨むか、あるいは、大型アップデートで改善されるのを待つのが賢明かもしれません。

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