2026年1月現在、鳴り物入りでリリースされた「デュエットナイトアビス(以下、デナアビ)」が、かつてないほどの窮地に立たされています。リリース当初は「キャラクター・武器ガチャ廃止」というソーシャルゲーム界の常識を覆す試みで大きな注目を集めましたが、最新のセールスランキング(セルラン)は目を疑うような惨状となっています。
多くのユーザーが期待していた「良心的なハクスラ」という理想は、深刻なコンテンツ不足と解消されないバグ、そして他タイトルの台頭によって崩れ去ろうとしています。
本記事では、2026年1月までの最新データを基に、デナアビの現状を徹底分析します。果たしてこのまま早期サービス終了(サ終)への道を突き進んでしまうのか、それとも再起の目はあるのか。
2026年1月現在、
デナアビのセルランがヤバい!?
最新のデータを確認すると、デナアビの置かれた状況は「ヤバい」という言葉すら生温いレベルに達しています。2025年10月のリリースから数ヶ月、売上と順位の推移を見ると、その衰退ぶりは一目瞭然です。
年月売上予測iOS平均
2026/01 2,202万G 815.7位
2025/12 4,077万G 582.9位
2025/11 7,799万G 320.3位
2025/10 2,460万G 350.5位
出典:https://game-i.daa.jp/?APP/6744096826
2025年11月には、新要素の追加やプロモーションの効果もあり、売上予測は約7,799万G、iOS平均順位も320.3位と、中堅タイトルとしての位置を辛うじて保っていました。しかし、12月には売上が約4,077万G(平均582.9位)へと半減。そして、2026年1月の最新データでは、売上予測が約2,202万G、平均順位はなんと815.7位まで急落しています。
iOSのセルランで800位台という数字は、大規模な開発費を投じた3Dアクションゲームとしては、運営を維持するだけでも赤字が積み重なっている可能性が高い「超危険水域」です。一部のユーザーからは「夢の1000位(圏外)まであと少し」と揶揄されるほどの惨状であり、初動の勢いは完全にかき消されたと言わざるを得ません。
ガチャ廃止という英断は
「悪手」だったのか?
デナアビが掲げた最大のアイデンティティである「ガチャ廃止」ですが、2026年現在のセルランを見る限り、収益モデルとしては完全に失敗していると言わざるを得ない結果となっています。
通常、ソシャゲは新キャラクターの実装時にセルランが大きく跳ね上がります。しかし、デナアビはキャラクターを直接販売するか、あるいはプレイによるドロップ(周回)で入手する形式をとっています。このため、ユーザーが「今すぐお金を払って手に入れる」という動機が弱く、爆発的な売上につながりません。
実際に2026年1月には新キャラクターの実装があったものの、セルランは400位程度までしか戻らず、その後すぐに800位以下へと転落しました。ガチャという「射幸心を煽る仕組み」を排除した結果、一部の熱狂的なファン以外からの収益を確保できず、運営費だけが重くのしかかる構造になっているのです。
「ガチャ廃止自体は悪手ではないが、長期サービス化するための設計ができていなかった」という指摘は非常に鋭いものです。売上が確保できなければ、開発チームの維持や新規コンテンツの追加もままならず、さらなるユーザー離れを招くという負のスパイラルに陥っています。
ユーザーが指摘する
「ハムスターゲー」の限界とは?
セルラン急落の裏には、ゲーム内容そのものに対する根深い不満があります。現在、SNSや掲示板で多く聞かれるのが「やるべきことが周回しかない」という不満です。
デナアビはハクスラ要素を売りにしていましたが、蓋を開けてみればコンテンツのバリエーションが乏しく、毎日同じステージを延々と回るだけの「ハムスターゲー(回し車を回すように同じことを繰り返すゲーム)」と化してしまいました。
アクションRPGとしての操作感はPC版であれば一定の評価を得ていますが、モバイル版ではリリースから数ヶ月経った現在でも、コントローラーのバグや操作性の悪さが完全に修正されていません。1月のパッチノートでも未だに操作系の不具合修正が並んでいる有様で、ユーザーからは「まだ治ってないのか」と失望の声が上がっています。
どれほど良心的なビジネスモデルであっても、ゲーム体験そのものが苦痛であれば、ユーザーは定着しません。特に、後述する強力なライバルタイトルの登場が、この「飽き」に拍車をかけています。
>>デュエットナイトアビスのバグと操作性がひどい?スマホ版コントローラーは最適化不足?
2026年1月の競合タイトル
ラッシュが致命傷に?
デナアビのセルランが800位台まで急落した背景には、2025年末から2026年初頭にかけての「超大型タイトルの波」があります。
2026年1月前後には、以下のタイトルが大きな動きを見せていました。
「白銀の城」のクローズドベータテスト(CBT)
「アークナイツ:エンドフィールド」の正式リリース
「Neverness to Everness(NTE/無限大)」(CBT)
特に、デナアビと同じく「オープンワールド」や「高グラフィック」を売りにするタイトル、あるいは期待値の高い続編タイトルに、デナアビに残っていた層が一気に流出したと見られています。
また、ユーザーの間では「無限大(NTE)」との比較も盛んに行われています。無限大はアニメ調のオープンワールドでありながら、コンテンツの豊富さを予感させるPRを行っており、デナアビのような「狭い範囲での周回」に疲れたユーザーの受け皿になっています。デナアビがガチャ廃止で苦戦する姿を見て、他社がガチャモデルへの回帰や、より慎重な収益設計を行うきっかけになったのではないか、という皮肉な推測まで飛び交っています。
>>【2026年以降】アニメ調アクションRPGのリリース予定日は?NTEや無限大ANANTAはいつ?
Steam版参入は
「売り逃げ」の準備なのか?
モバイル版の不調を補うべく、デナアビはPCプラットフォームであるSteamへの参入も果たしました。
Epic Games Storeでは以前から配信されており、そこでの評価は4.3/5.0と、モバイル版(2.7)に比べて非常に高い数値を出していました。しかし、Steamでの現状は決して楽観視できるものではありません。
配信当日のSteamにおける最大同時接続者数は約2,000人程度。
全世界に向けて配信されているタイトルとしては、あまりにも寂しい数字です。Steam版のリリースにより一時的に売上が伸びるかと思われましたが、セルランや売上ランキングに大きな変動は見られず、ユーザーからは「少しでも資金を回収して逃げるつもりか?」といった厳しい声も漏れています。
PCユーザーはスマホユーザー以上に操作性やバグに敏感です。モバイル版で長らく放置されてきた不具合が解消されないままの参入であれば、Steamでの高評価を維持することも難しくなるでしょう。
なぜアンインストール後も
「告知メール」が届くのか?
運営側の焦りを感じさせるのが、離脱したユーザーに対するアプローチです。現在、すでにゲームを辞めた、あるいはアプリを削除した元ユーザーに対し、運営から頻繁に告知メールが届くという事象が発生しています。
「配信停止したはずなのにメールが来る」「やる気がないのに送ってこられるのは迷惑」という不満が噴出しており、これがユーザー感情をさらに逆なでしています。通常、復帰キャンペーンなどのメールは効果的な施策ですが、ゲーム体験に深い失望を感じて辞めたユーザーにとっては、単なるスパムのように感じられてしまいます。
こうした「必死さ」が透けて見える運営の姿勢も、長期的な信頼回復を難しくしている要因の一つと言えるでしょう。
今後の展望:サービス終了の
危機を回避できるか?
ここまで厳しい現実を見てきましたが、デナアビが生き残る道は残されているのでしょうか。
正直なところ、現状の売上推移とユーザーの熱量を見る限り、今の延長線上では「早期サ終」の文字が現実味を帯びてきます。アクションRPGはサーバー維持費だけでなく、キャラクターモーションやグラフィックの制作コストが膨大です。月商2,000万G程度では、グローバル展開しているタイトルの維持費としては極めて不十分でしょう。
逆転の可能性があるとすれば、以下の3点に集約されます。
モバイル版の操作性とコントローラー対応の「完全な」修正。
ハムスターゲーを脱却するための、周回以外の魅力的なエンドコンテンツの実装。
ガチャ廃止を維持しつつ、ユーザーが自発的に「支援したい」と思えるようなスキンやパスのクオリティアップ。
しかし、これらの改修にはさらなる時間とコストがかかります。運営にそれを耐えうる体力があるのか、あるいは開発チームが解散の危機に瀕していないか、今が正念場です。
まとめ
デナアビの2026年1月現在の状況をまとめます。
セルランの崩壊:
2026年1月のiOS平均順位は815.7位。売上も全盛期の数分の一にまで激減し、危険水域に突入。ビジネスモデルの限界:
「ガチャ廃止」による爆発力の欠如が露呈。新キャラ実装でも順位が上がらない深刻な事態。コンテンツの枯渇:
周回のみの「ハムスターゲー」にユーザーが飽き、競合大作(エンドフィールドやNTE等)へ流出。技術的問題の放置:
リリースから数ヶ月経ってもスマホ版のバグや操作性が改善されず、ユーザーの信頼を喪失。Steam版の不振:
同接2,000人程度と振るわず、モバイル版の不調を補うまでの力はない。
デナアビが目指した「ガチャに頼らないゲーム制作」は、理想としては素晴らしいものでした。しかし、それを支えるゲーム体験の質と、継続的なアップデートのスピードが追いつかなかったのが、現在の悲劇を招いています。
これからデナアビを始めようと考えている方、あるいは復帰を検討している方は、まずはPC版で現在の操作感を確かめ、運営が今後の大型アップデートで「ハムスターゲー」からの脱却をどう示すかを見極めてから判断することをお勧めします。このまま「良心的な失敗作」として歴史に名を刻むのか、それとも奇跡の復活を遂げるのか。私たちはその末路を注視しなければなりません。
本記事が、デナアビの現状を知りたい皆さまの参考になれば幸いです。また、ゲーム内の最新パッチノートの詳細や、他タイトルとの具体的な操作感の比較など、さらに深掘りしてほしい点があれば、ぜひ教えてくださいね。

