無限大ANANTAはスパイダーマンやヴェノムのパクリ?リリースはいつ?

2025年の東京ゲームショウでひときわ大きな注目を集めたNetEase Gamesの新作オープンワールドRPG『無限大ANANTA』。

公開された実機プレイ映像は、その美麗なグラフィックとダイナミックなアクションで多くのゲームファンを魅了しました。しかし、その一方で「どこかで見たことがある」という声が噴出。

特に、爽快な移動アクションは『Marvel’s Spider-Man』に、黒い触手を使った攻撃は『Venom』にそっくりだと話題になっています。これは単なるオマージュなのでしょうか、それとも許されない模倣なのでしょうか。また、これほどのクオリティを誇るゲームが一体いつリリースされるのか、気になっている方も多いはずです。この記事では、そんな『無限大ANANTA』にまつわる疑惑の真相と、待望のリリース時期について、最新情報を交えながら徹底的に解説していきます。

無限大ANANTAはスパイダーマンの
パクリ?著作権侵害にあたる?

結論から先に述べると、法的に「著作権侵害だ」と断定することは非常に困難であり、むしろその可能性は低いと考えられます。

しかし、ファンが抱く「パクリではないか」という感情も決して間違いではありません。YouTubeで公開された実機プレイ映像のコメント欄には、「スパイダーマンやなこれ」「ヴェノムまんますぎてびびった」といった感想が溢れかえっています。

では、多くの人が指摘する

『Marvel’s Spider-Man』との類似性と著作権について考えてみましょう。ビルの谷間をスイングする移動アクションやヴェノムのシンビオートを彷彿とさせる触手のようなものは、確かによく似ています。ここで重要になるのが、『Marvel’s Spider-Man』の権利構造です。

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『Marvel’s Spider-Man』は、スパイダーマンというキャラクターの原作権を持つマーベル(ディズニー傘下)と、開発会社インソムニアック・ゲームズの親会社であり販売元でもあるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、共同でゲーム自体の著作権を保有しています。

ゲームの著作権は、プログラムのコードやキャラクターの3Dモデル、アニメーションのデータといった「具体的な表現」を保護しますが、「街をスイングして移動する」というアイデアそのものを独占するものではありません。問題となるのは、『無限大ANANTA』のアニメーションが、『Marvel’s Spider-Man』のデータを盗用していたり、法的に「表現が酷似している」と判断されたりする場合です。

 

しかし、ここで極めて重要な事実があります。

それは、SIEの公式ブランドであるPlayStationが、自社のYouTubeチャンネルやX(旧Twitter)アカウントで『無限大ANANTA』のプロモーション映像を積極的に紹介している点です。

もし『無限大ANANTA』が、自社の看板タイトルである『Marvel’s Spider-Man』の著作権を侵害しているならば、共同権利者であるSIE自身がその宣伝に協力するとは到底考えられません。この事実は、SIEの法務部門が『無限大ANANTA』の内容をチェックした上で、法的に問題ないと判断したか、あるいは両社間で何らかの協力関係や合意が存在することを示唆しています。

 

次に、『無限大ANANTA』の開発元NetEase Gamesが、マーベルの公式ゲーム『マーベル・ライバルズ』の開発・運営も手掛けているという背景についても見ておきましょう。

『マーベル・ライバルズ』は、NetEaseがマーベルから公式にライセンス(許諾)を得て開発しているゲームです。

この関係から「NetEaseはマーベルと協力関係にあるから問題ない」という意見が見られます。ただし、この解釈には注意が必要です。

『マーベル・ライバルズ』のライセンス契約は、あくまでそのゲーム内でマーベルのキャラクターを使用することを許諾するものであり、そこで得たノウハウやデザインを、全く別のオリジナルタイトルである『無限大ANANTA』に自由に使って良いということにはなりません。

とはいえ、NetEaseがマーベルの公式パートナーであるという事実は、両社間に良好な関係があることの証明です。SIEのプロモーションの件と合わせて考えると、権利者であるマーベルやSIEが、『無限大ANANTA』のアクション表現を黙認、あるいは許容している可能性は非常に高いと言えるでしょう。

このように、法的な観点から見れば「問題ない」可能性が高い一方で、ユーザーの目には『パルワールド』と『ポケットモンスター』の関係のように、人気作の要素を色濃く取り入れた作品に映るのも事実です。最終的にこのゲームが受け入れられるかどうかは、法的な問題ではなく、これらの要素を昇華させ、独自の面白さを持つ一本のゲームとして完成させられるかにかかっているのです。

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無限大ANANTAのリリースはいつ?

これほどのクオリティで開発が進んでいるとなると、最も気になるのは「いつ遊べるのか」という点でしょう。長らく謎に包まれていましたが、ついに公式なリリース時期が発表されました。

日本の大手ゲーム雑誌「週刊ファミ通」の特集記事によると、『無限大ANANTA』のサービス開始は

2026年を予定しているとのことです。

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これまで、2024年や2025年といった近い時期のリリースを期待する声もありましたが、今回の発表で少なくともあと1年以上は待つ必要があることが明らかになりました。オープンワールドという広大な世界を構築し、これだけのアクションを盛り込むとなると、やはり相応の開発期間が必要になるのでしょう。少し残念に思うかもしれませんが、クオリティを最大限に高めるための期間だと考えれば、期待はさらに高まります。

なぜ日本市場が重要視されているの?

『無限大ANANTA』の開発は中国のNetEase Gamesですが、そのプロモーション活動を見ていると、日本市場を非常に強く意識していることがわかります。

まず、世界最大級のゲーム見本市である東京ゲームショウ(TGS)に試遊台を出展したことが挙げられます。世界中のゲーマーが注目するこのイベントで、実際に触れてもらう機会を設けたことは、日本のユーザーからのフィードバックを重視している証拠です。

また、プロモーションビデオ(PV)の公開タイミングも興味深い点です。日本の祝日に合わせて新たな映像を公開するなど、日本のカレンダーを意識した動きが見られます。

そして、今回のリリース時期の発表が、海外メディアではなく日本の「週刊ファミ通」で行われたことも決定的な要素です。日本のゲームファンにとって最も信頼性の高い情報源の一つである雑誌で独占的に情報を公開することは、日本市場への並々ならぬ力の入れようを示しています。

アニメ調のキャラクターデザインや世界観が、日本のプレイヤーに親和性が高いと判断しているのでしょう。日本で成功を収めることが、グローバルなヒットへの足がかりになると考えているのかもしれません。

今後の新情報はいつ頃発表される?

2026年リリースという大枠は判明しましたが、より具体的な日付や、今後の開発スケジュールについても気になるところです。今後の情報公開のタイミングを予測してみましょう。

まず考えられるのは、NetEase Games本体の動向です。企業は四半期ごとに決算説明会を行っており、株主や投資家に向けて今後の事業計画を発表します。もし東京ゲームショウで追加情報がなかった場合、次に大きな動きがあるとすれば、11月中旬に開催されるNetEaseの第3四半期決算説明会が有力です。この場で、開発の進捗や今後のマイルストーンが語られる可能性があります。

また、これはあくまで個人的な見解ですが、年内にクローズドベータテスト(CBT)やオープンベータテスト(OBT)の予告があってもおかしくないと考えています。2026年のリリースに向けて、2025年中に一度プレイヤーからの意見を募り、ゲームバランスの調整やサーバーの負荷テストを行うのは、オンラインゲーム開発の一般的な流れです。年末の大きなイベントや、年明け早々に、テストプレイヤー募集のお知らせが届くかもしれません。

いずれにせよ、公式X(旧Twitter)アカウントや公式サイトを定期的にチェックし、最新情報を見逃さないようにすることをおすすめします。

>>【2025年最新】アニメ調OWアクションRPGのリリース予定は?

まとめ

この記事では、NetEase Gamesの期待の新作『無限大ANANTA』について、多くの方が気になっているであろう「パクリ疑惑」と「リリース時期」を中心に解説しました。

  • アクションの類似性と著作権について
    『Marvel’s Spider-Man』等との強い類似性は事実ですが、法的な著作権侵害にあたる可能性は低いと考えられます。その最大の理由は、『Marvel’s Spider-Man』の共同権利者であるソニー(PlayStation)自身が『無限大ANANTA』をプロモーションしており、法的に問題視していないことがうかがえるためです。
  • リリース時期について
    週刊ファミ通の報道により、正式なサービス開始時期は2026年予定であることが判明しました。
  • 日本市場への注力
    東京ゲームショウへの出展や日本の雑誌での情報公開などから、開発元が日本市場を非常に重要視していることがうかがえます。
  • 今後の情報公開
    次の大きな発表は、11月中旬のNetEase決算説明会が考えられます。また、年内にベータテストの告知が行われる可能性も十分にあります。

『無限大ANANTA』は、その既視感から賛否両論を巻き起こしている挑戦的なタイトルです。しかし、映像から伝わる圧倒的なクオリティと爽快感は、多くのゲーマーの心を掴んで離しません。法的な懸念が少ないと見られる以上、あとはこのゲームが純粋に「面白いか」が全てです。2026年のリリースまで、期待を胸に続報を待つことにしましょう。

>>【比較】無限大ANANTAとNTEの違いは?どっちのプレイがおすすめ?

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