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2025年に発売が予定され、大きな注目を集めているポケモン最新作『Pokémon LEGENDS Z-A』(ポケモンZA)。その舞台となる「ミアレシティ」で、プレイヤーの前に現れるのが、強烈な個性を持つトレーナー「ユカリ」様です。
薄紫のドレスに身を包んだ彼女は、その独特すぎるデザイン、我儘(わがまま)とも取れる強引な性格、そして褐色の肌の色から、インターネット上では
「ユカリ 嫌い」「性格が苦手」「ポリコレ枠なのでは?」といったキーワードで検索されています。
しかし、その一方で「最高にイカしてる」「今作で一番のおもしれー女」「大好きだ」と熱狂的なファンも多く、特に彼女の戦闘BGMは屈指の人気を誇っているのです。
この記事では、ゲームライターの視点から、なぜユカリ様がこれほどまでに賛否両論を巻き起こしているのか、プレイヤーの様々な反応を交えながら、その魅力と「嫌い」と言われる理由、ポリコレに関する議論、そして人気のBGMについて徹底的に掘り下げていきます。
ユカリ様ってどんなキャラクター?
#ポケモンレジェンズZA のユカリのキャラデザが、すごい。
髪は19世紀後半ぽくて、洋服は1920年代っぽさというかフラッパー味も感じる。戦闘BGM、手持ちポケモン、フェアリー属性など「これぞカロス」ってくらい外連味があるが、僕の教養じゃ原典デザインが分からぬ。
詳しい人に解説してほしい。 pic.twitter.com/DROBZ6yBmS— ToooN (@puppirat) October 19, 2025
まずは、ユカリ様がどのような人物なのか、基本的なプロフィールから確認していきましょう。
彼女は、ミアレシティの社交場
「ミアレソシアルバトルクラブ」の代表を務めるセレブです。
その容姿は非常に特徴的です。まず目を引くのは、床に届きそうなほど長く、ボリュームたっぷりにカールした白に近い薄紫色の髪。そして、その淡い髪色と強いコントラストを生み出している、非常に濃い褐色の肌です。
服装は、全体をラベンダー色で統一した、フリルの多いドレスを身に着けています。首元には白いレースの襟とオパールのような宝石があしらわれ、肩は大きく膨らんだパフスリーブになっています。足元は白い網タイツにピンクのヒールを合わせており、まさにお嬢様(セレブ)といった出で立ちです。
また、紫色の瞳の中には星や光のような独特の模様が輝いており、髪には紫色の花の髪飾りがついています。この髪飾りの中心部には、メガシンカに必要なキーストーンらしきものがセットされています。
彼女の思想は「ポケモン勝負を通じて、ポケモンとトレーナーが互いを理解しあい、輝かせる存在になること」。そのために、日夜客を招いてはパーティを開催し、戦いの場を提供しています。ミアレシティの人々を幸せに導き、最高のポケモントレーナーにすることこそが、セレブである自分の役目だと本気で考えているようです。
ちなみに、この「ミアレシティをより良くする」という目標の大部分が、主人公のライバル的存在であるシローと被っており、その事実を知った時はお互いに驚くという一面もありました。
一人称は「わたくし」で、典型的な「ですわ」口調で話します。しかし、その上品な言葉遣いとは裏腹に、言動は非常に飄々(ひょうひょう)としており、掴みどころがありません。
その自由奔放な振る舞いは、メイドのハルジオを困らせるだけでなく、プレイヤーをも巻き込んでいきます。
なぜユカリ様は「嫌い」と言われてしまう?
ユカリ、魔法少女モノかアイドル作品の追加戦士みがあってよき🪻#ポケモンレジェンズZA pic.twitter.com/ZEhlstLk0j
— ぢの゛@⭐️.。oO🐾 (@Jino_Marine) October 17, 2025
ユカリ様の第一印象やゲーム内での行動から、「ちょっと苦手かも」「嫌い」と感じてしまったプレイヤーも少なくないようです。その理由として挙げられる、いくつかの大きな要因を見ていきましょう。
理由1:コミュニケーションが取れない?
ユカリ様は、プレイヤーの反応集などで「今作で1番会話ができない」と評されることがあります。
もちろん、言葉が通じないわけではありません。彼女は終始丁寧な「ですわ」口調で話しかけてきます。しかし、その内容は常にマイペース。こちらが街の緊急事態である「暴走メガシンカ」の対処に追われている最中であっても、お構いなしに自分の開催するパーティへの参加を要求してきます。
また、暴走メガシンカの対策会議中に、なぜかさりげなく(しかも本体で)混ざっていたり、ピンク色の専用ホログラムで様子を伺いに来たりと、その行動は予測不能。
この「上品な言葉遣い」と「こちらの都合を一切考えない言動」のギャップが、「話が通じない」「怖い」「胡散臭い」といった印象に繋がり、「上司にしたくないタイプだ」と感じる人も多いようです。
理由2:自己中心的でわがまますぎる性格?
彼女のプロフィールには「とんでもなく我儘お嬢様」という側面が明記されています。まさにその通りで、自分の目的を通すためなら手段を選ばない、ある意味で非常に恐ろしい性格の持ち主なのです。
主人公(プレイヤー)をいたく気に入ったユカリ様は、自分の主催するトーナメントへの参加を熱望します。しかし、主人公が前述の暴走メガシンカの対処で忙しいと伝えても、なかなか聞き入れてくれません。
それどころか、主人公が滞在するホテルを(おそらく彼女の権力で)封鎖し、半ば強引に参加を承諾させようとします。このあまりにも自己中心的で強引なやり方に、多くのプレイヤーが「やばい女だ」「性格が嫌い」と感じてしまったようです。
理由3:恐怖の「ユカリゾーン」とは?
ユカリ様の我儘っぷりを象徴するのが、通称「ユカリゾーン」です。
これは、彼女の申し出を断ったり、要望を叶えなかったりすると展開される専用の空間(あるいは結界のようなもの)です。ユカリ様はこのゾーンに主人公を閉じ込め、自分の要望が叶うまで「軟禁」状態にしてしまいます。
ワイルドゾーン、バトルゾーンに次ぐ「第三のゾーン」とまで言われるこのユカリゾーンは、プレイヤーに選択の余地を与えない強制力の象徴です。
この「嫌なら閉じ込めてでも言うことを聞かせる」という強引な手法が、プレイヤーに恐怖と不快感を与え、「嫌い」という感情を決定づける要因の一つとなったことは間違いないでしょう。
ちなみに、このユカリゾーンを展開・解除する時にとる独特のポーズも非常に印象的です(なぜか最初に見せるのはメイドのハルジオですが)。
褐色の肌は「ポリコレ枠」なの?
ユカリ様の性格や言動と並んで、非常に大きな議論の的となっているのが、彼女の「肌の色」です。
近年の欧米のゲームや映画では、多様性への配慮(ポリコレ=ポリティカル・コレクトネス)として、様々な人種のキャラクターを登場させることが一般的になっています。
ユカリ様のデザインで特に議論の的となっているのが、その肌の色です。画像からもわかる通り、彼女の肌は非常に濃いダークブラウンで描かれています。これは、これまでのポケモンシリーズに登場した褐色キャラクター(例:『ソード・シールド』のルリナなど)と比較しても、際立って濃い色合いです。
このデザインに対し、一部のプレイヤーからは「露骨なポリコレ枠だ」「ディズニーの実写映画みたいだ」「黒人に権力を持たせるとこうなる、という皮肉(ポリコレカウンター)なのでは?」といった声が上がりました。
ユカリ様に対するプレイヤーの反応は?
この「ポリコレ枠」疑惑に対するプレイヤーの反応は、真っ二つに分かれています。
否定的な意見
- 「露骨なポリコレ配慮はグロい」
- 「肌の色が普通だったら、もっと人気が出たはず」
- 「配慮が行き過ぎていて、逆に不自然」
- 「服装の可愛らしさと肌の色が合っていない」
肯定・容認する意見
- 「最初はポリコレかと思ったけど、性格が面白すぎるから許す」
- 「薄紫のドレスと濃い肌のコントラストが綺麗」
- 「褐色キャラはこれくらい濃い方が魅力的だ」
- 「肌の色がどうであれ、おもしれー女だから好き」
このように、制作側の意図がどうであれ、ユカリ様の肌の色が賛否両論の一因となっているのは事実です。しかし、それ以上に「彼女のキャラクター性が強烈すぎるため、肌の色はもはや問題ではない」という意見も多く見られ、議論は非常に複雑な様相を呈しています。
それでもユカリ様が愛される理由は?
ユカリ様のこの顔好きすぎてすぐ撮ってしまう pic.twitter.com/aUNJTuw3um
— おそた (@sotchan178) October 21, 2025
ここまでユカリ様の「嫌い」と言われる側面を中心に見てきましたが、彼女にはそれを補って余りあるほどの強烈な魅力があり、多くの熱狂的なファンを生み出しています。
なぜ彼女は「やばい」のに愛されるのでしょうか?
魅力1:突き抜けた「おもしれー女」感
ユカリ様の最大の魅力は、その常識外れなまでのキャラクター性です。「やべえ女」「イカれてる」といった言葉が、もはや彼女にとっては褒め言葉として機能しています。
「暗黒金持ち」「災害のような女」とまで評され、主人公の都合など一切お構いなし。その理不尽なまでのマイペースっぷりが、逆に「ギャグマンガの住人みたいで面白い」とプレイヤーに受け入れられています。
特に、カラスバのような常識的な(?)悪役キャラクターの後に出てくることで、彼女の規格外の「ヤバさ」が際立ち、唯一無二の存在感を放っています。この「おもしれー女」感が、多くのプレイヤーの心を掴んで離さないのです。
魅力2:「真のフェアリー」を体現?
ユカリ様はフェアリータイプの使い手です。ここで、本来の伝承における「フェアリー(妖精)」の姿を思い出してみてください。
現代の創作では可愛らしいイメージの強い妖精ですが、ヨーロッパの伝承では、気まぐれで、人を惑わし、気に入った人間を連れ去り、時には恐ろしい罰を与える存在として描かれることも少なくありません。
ユカリ様の行動は、まさにこの「恐ろしい妖精」の側面を体現しているのではないか、という考察があります。
- 主人公を気に入り、執拗に付きまとう。
- 「ユカリゾーン」という異空間に人を閉じ込める(神隠し)。
- ドラゴンタイプの使い手であるハルジオを屈服させ、メイドとして従えている(タイプ相性:フェアリーはドラゴンに強い)。
このように、彼女はポケモンのタイプ設定の背景にある「伝承」までも見事に体現したキャラクターであり、その奥深さがファンを魅了しています。
魅力3:やる時はやる「セレブの役目」
ただの我儘お嬢様で終わらないのが、ユカリ様のすごいところです。
彼女は「ミアレシティの人々を幸せに導く」というセレブとしての役目(ノブレス・オブリージュ=高貴なる者の義務)を本気で信じています。
物語の終盤、暴走メガシンカの群れが街に迫る最大の危機において、彼女は主人公たちを先に行かせるため、メイドのハルジオと共にその場に残ります。
そして、あれだけ我儘の象徴だった「ユカリゾーン」を展開し、「わたくしの庭で好き勝手はさせませんわ!」と叫び、暴走するポケモンたちを自分ごと閉じ込めて食い止めるという、最高に格好良い活躍を見せてくれるのです。
この「ラストで全部持っていく格好良さ」を見て、「今までの言動も全部許した」「やっぱりユカリ様は最高だ」と彼女を見直したプレイヤーは数知れません。

ユカリのおしゃれな戦闘BGMは?
ユカリ様の人気を語る上で絶対に外せないのが、彼女の専用戦闘BGMです。
ユカリトーナメントなどで流れるこのBGMは、プレイヤーから「今作のBGMで一番好き」「バちくそいい(最高に良い)」「オシャレすぎる」と絶賛の嵐を巻き起こしています。
従来のポケモンの戦闘曲とは一線を画す、どこか気品がありながらも、彼女の掴みどころのない妖しさとバトルへの情熱を感じさせるような、非常に中毒性の高い曲調が特徴です。
このBGMのクオリティがあまりにも高いため、
「ユカリ様のろくでもない言動も、このBGMを聞くと許してしまいそうになる」
「曲が良すぎて、彼女のことが一気に好きになった」
という声が多数上がっています。
彼女の強烈なキャラクター性と、この魅力的なBGMとの相乗効果が、ユカリ様という存在をプレイヤーの記憶に強く焼き付ける要因となっているのです。



メイドの「ハルジオ」との関係は?
ZAは各方面の性癖ぶん殴りに行ってるけど、個人的にはハルジオさん刺さりました。ゴーイングマイウェイお嬢様に振り回されてるメイドさんでお淑やか装った元武闘派ヤンキーでしかもピアスばちばちの痕跡アリとかヤバすぎるでしょ、性癖ねじ切れるわこんなん。 pic.twitter.com/C3ok8ixGw5
— チャンドラー (@Chandler19593) October 20, 2025
ユカリ様を語る上で、彼女に付き従うメイドの「ハルジオ」さんの存在も欠かせません。彼女は元々ドラゴンタイプの使い手であり、普段はユカリ様の従者として忠実に尽くしています。
しかし、それはあくまでユカリ様の前での姿。彼女の本性は、強者とのバトルを心の底から求める「戦闘狂」です。
ユカリ様や部下がいない場所では、上品な口調は鳴りを潜め、足を組んで座るなど素行も悪くなり、「ヤンキー口調」で話すようになります。プレイヤーが彼女と戦う前の連戦では、1戦ごとに「回復するか?」と申し出てくれる面倒見の良い(?)一面もありますが、これを2回とも断ると主人公を実力者として認め、彼女の「本性」が垣間見えるセリフも飛び出します。
では、なぜこれほど強気な彼女がメイド服を着ているのでしょうか。 過去、ハルジオはバトルで負けなしのトレーナーとして知られていました。しかし、ある日ユカリ様とバトルして完敗。「約束」としてユカリ様のわがままに付き合った結果、現在のメイド姿になってしまったのです。よく見ると彼女の耳元には複数のピアス穴が確認でき、ユカリ様と出会う前は、その本性通りのロックな装いをしていたことが窺えます。
さらに、彼女は幼少期のシローにバトルで完勝し、トラウマを植え付けた張本人でもあります。この敗北が、シローが強さを求めて鍛錬する大きなキッカケとなっており、物語にも深く関わっています。
ユカリ様は、もちろんハルジオの本性が戦闘狂であることも、反抗心を燃やしていることも全て知った上で、あえて彼女を側に置いています。かつて無敗だった強者が自分に屈服し、反抗心を抱きながらも従っている…その状況丸ごと「最高のおもちゃ」として楽しんでいる節があるのです。
この歪(いびつ)でありながらも奇妙なバランスで成り立っている二人の主従関係は非常に人気が高く、「ユカハル」という組み合わせに魅力を感じているファンも多く存在します。
まとめ
今回は、『Pokémon LEGENDS Z-A』で強烈なインパクトを残すトレーナー、ユカリ様について詳しく解説しました。
- ユカリ様は、ミアレシティのセレブ代表であり、強烈な個性を持つフェアリータイプの使い手です。
- 「嫌い」と言われる主な理由は、コミュニケーションが困難なほどのマイペースさ、目的のためなら手段を選ばない我儘な性格、そして「ユカリゾーン」による強制的な軟禁などが挙げられます。
- 褐色の肌については「露骨なポリコレ枠ではないか」と賛否両論の議論が巻き起こっています。
- 一方で「好き」と言われる理由は、常識外れな「おもしれー女」感、伝承の「恐ろしい妖精」を体現したキャラクター性、そして街を守るというセレブの役目を果たす格好良さにあります。
- 特に専用の戦闘BGMは「神曲」と名高く、彼女のキャラクター評価をさらに押し上げる重要な要因となっています。
ユカリ様は、まさにデザイン、性格、言動、そしてBGMのすべてが規格外であり、賛否が激しく分かれるキャラクターと言えるでしょう。
しかし、それこそが『Pokémon LEGENDS Z-A』において、カラスバやシローといった他のキャラクターにも劣らない、最も強い印象をプレイヤーに残したキャラクターの一人である証拠です。
もし彼女のことが「嫌い」だと感じた方も、「大好きだ」と感じた方も、ぜひ一度、あのオシャレでかっこいい専用BGMを聞きながら、ユカリ様という存在の魅力について、もう一度考えてみてはいかがでしょうか。